作品一覧

  • 薄墨で、書けばどの血も灰の色
    完結
    5.0
    全1巻990円 (税込)
    龍人(アルファ)、耕人(ベータ)、そして龍人の番となるべく生まれた花人(オメガ)。三つの性が存在する世界で、美しい花人の両親のもとに生まれながら耕人の容姿を持つ市川喜一は、「外道」と蔑まれていた。 ある日、彼の両親は目の前で無慈悲な龍人に奪われ、その人生は一変する。 絶望の中、同じ境遇を持つ兄貴分・野崎聡美と出会った喜一は、花人たちの安住の地を取り戻すことを決意した。 失った仲間たちの姿を龍と花の刺青で全身に彫った二人が、滋賀の小河で夢を追い求める。 しかし、龍人による非情な「花人狩り」が、彼らの築き上げた絆とささやかな希望を打ち砕く。 抗えない運命に翻弄され、全てを失った喜一。中年になり愛人ヤクザと言われた彼が、最後にたどり着く場所とは。 関西弁で織りなす新感覚オリジナルオメガバース。おじ受け、青年受、リバ。

ユーザーレビュー

  • 薄墨で、書けばどの血も灰の色

    匿名

    購入済み

    強く“生”を感じる作品でした

    『生と死の狭間の物語』という心中モノ。
    欲や死を描くことで、より“生”が強く感じられました。
    墨は力強さも感じるし、薄墨は儚くも感じる。血に見立てた薄墨の印象が、読み進めている中で、浮かんでは消え……を繰り返していたのも、効果的でした。

    今までに無かったかのようなBL作品ということで、個人的にはBLよりももっと深い人間ドラマの力作を拝読できた感じがして、余韻の残る作品でした。

    #深い #カッコいい #ダーク

    0
    2025年10月04日

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