春森夢花のレビュー一覧

  • 薄墨で、書けばどの血も灰の色

    匿名

    購入済み

    強く“生”を感じる作品でした

    『生と死の狭間の物語』という心中モノ。
    欲や死を描くことで、より“生”が強く感じられました。
    墨は力強さも感じるし、薄墨は儚くも感じる。血に見立てた薄墨の印象が、読み進めている中で、浮かんでは消え……を繰り返していたのも、効果的でした。

    今までに無かったかのようなBL作品ということで、個人的にはBLよりももっと深い人間ドラマの力作を拝読できた感じがして、余韻の残る作品でした。

    #深い #カッコいい #ダーク

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    2025年10月04日