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  • 記憶するチューリップ、譲りあうヒマワリ 植物行動学
    5.0
    1巻3,410円 (税込)
    《推薦》 養老孟司氏(解剖学者) 「生きることの本質を植物から学ぶ、植物学の最新の成果。非常に興味深い」 私たちはこれまで、植物を「受け身の存在」と見なしてきた。 動かず、しゃべらず、ただ生えているだけのもの。 だが近年の科学は、その前提を静かに覆している。 トマトは水分が不足すると音を出す。トウモロコシは虫に食べられると、その虫の天敵を呼ぶ。こうしたメカニズムは自然な現象か、あるいは植物が意図的に引き起こしているのか? 最新の植物行動学の見地から、生物の「知性」や「主体性」とはなにかに迫る!  目も耳も脳もない彼らが、なぜそんなことを「知っている」のか? 「植物の生きかたは驚異的で、その限界がどこにあるのかを本当に知っている人は誰もいない」 ──本書より 目次 プロローグ 第一章 植物の意識に関する疑問 第二章 科学界の意識はいかに変わるか 第三章 植物のコミュニケーション 第四章 鋭敏な感覚 第五章 耳を地面に当てて 第六章 (植物の)体は数を記録する 第七章 動物との会話 第八章 科学者とカメレオンつる 第九章 植物の社会生活 第一〇章 次世代への継承 第一一章 植物の未来 謝辞 訳者あとがき 原注  

ユーザーレビュー

  • 記憶するチューリップ、譲りあうヒマワリ 植物行動学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    原題「The light eater」 に対する邦題が、「記憶するチューリップ、譲りあうヒマワリ」。
    まず、邦題が素晴らしい!。

    書かれている内容も、とても刺激的でした。
    1970年代のベストセラーのせいで、植物の感覚や意識に関する研究が長らくタブーとなったこと、それでも、近年の研究からわかったこと。
    植物は物理的接触を感じており、音を聞き、光から周囲を伺うことができるのみならず、近くの植物と自分の遺伝的関係もわかる、それら外部情報を得て、自分(根と枝先)が何処へ向かうか判断している。
    植物間や動物と、コミュニケーションを行っている。
    微生物も含めたコミュニティの中で生きている。
    れっきとし

    0
    2025年10月29日

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