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  • 真珠湾収容所の捕虜たち 情報将校の見た日本軍と敗戦日本
    5.0
    1巻1,430円 (税込)
    北海道・小樽に宣教師一家の子として生まれ、日本人に親しみながら育った著者は、太平洋戦争開戦後、情報将校としてホノルル日本人捕虜収容所に派遣され所長となる。べらんめえ調の流暢な日本語で捕虜たちと対話を重ねるうち、捕虜たちに自発性が生まれ、喧伝新聞やポツダム宣言の和訳ビラの協働制作へと至る。戦後は占領軍として高松宮への提言を行うなど民主化にむけて尽力した。新書版解説・佐藤卓己

ユーザーレビュー

  • 真珠湾収容所の捕虜たち 情報将校の見た日本軍と敗戦日本

    Posted by ブクログ

    各種文献情報ソースにより捕虜の数はまちまちであるが、日本軍が太平洋戦争で捕虜にした人数は、アジア各地、欧米人含め35万人、うちアメリカ人は14〜16万人程度という数字がある。またそのうち約3万6千人が日本国内にある各地の収容所(130ヶ所)に移送され、原爆の被害に遭った広島でも米国人捕虜が被曝した事は有名だ。日本も当時は捕虜の取り扱いを定めたジュネーブ条約に基づいた対応が求められるはず(条約に批准しないものの日本も準用する事は宣言されていた)だが、実際には過酷な労働や栄養状態の悪い食事事情も相まって、3500名程度が捕虜として収監されている間に亡くなったと言われる。一方、日本人も同様に捕虜にな

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    2025年08月23日

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