作品一覧

  • 入管の解体と移民庁の創設――出入国在留管理から多文化共生への転換
    4.0
    1巻2,816円 (税込)
    収容者の相次ぐ死亡事件や長期収容など、外国人を治安の対象として管理することを目的に作られた入管のひずみが各地で起きている。 事実上の移民が多数来日しているなかで、限界を迎えている入管体制をどう変えていくか。歴史にさかのぼって転換の道筋を考える。
  • 日本の「非正規移民」――「不法性」はいかにつくられ、維持されるか
    -
    1巻3,168円 (税込)
    貧困、格差、ヘイトスピーチ、摘発からの恐怖……。日本に暮らす移民達の中には、法・行政・産業の枠組みの中で、知らぬうちに「不法」な「非正規移民」とされ、過酷な現実を強いられている人々がいる。 しかし、同時に彼/彼女らは、既に日本社会の中で、自らコミュニティをつくり、人種や言語の壁を乗り越えながら、日本の地で新たな社会を育み始めている。 著者は、自身の移民支援の経験から出発し、実地のフィールドワークとインタビュー調査から実証的な知見で、「不法性」をつくりあげる構造的問題を明らかにしていく。 これまでほとんど光が当てられてこなかった、この「非正規移民」の問題に焦点を当て、日本が移民達との共生社会を目指すために必要な課題を提示する。同時に、問題解決に向けた政策提言をも盛り込んだ、移民問題に一石を投じる渾身の書。

ユーザーレビュー

  • 入管の解体と移民庁の創設――出入国在留管理から多文化共生への転換

    Posted by ブクログ

    一人の著者が書いた本ではなく、「移民・ディアスポラ研究会」のメンバーの論文を編んだ論文集。
    執筆者の中には、元入管職員4名も含まれている。/

    ◯加藤丈太郎「出入国在留管理庁の解体と移民庁の創設」:

    【「高度に発電した政治共同体であれ文明であれ、そのさらなる発展のためには、異質性を受け入れながらハイブリッド化することが絶対的に要請されている」】(ハンナ・アーレント)/

    法務省は、入管法をあらゆる法の上位に位置付けようとするが、これには、
    「外国人に対する憲法の基本的人権の保障は(略)外国人在留制度のわく内で与えられているにすぎない」としたマクリーン訴訟判決が影響している。
    法務省は、これを

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    2024年06月11日

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