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  • 帝国と観光 「満洲」ツーリズムの近代
    5.0
    1巻4,730円 (税込)
    観光という近代的営為を通じて,満洲における「帝国の物語」はどのように紡がれ,満洲国崩壊後の「失われた帝国への郷愁」はどのように醸成されたのか.観光が生み出した欲望と記憶の背後に潜む政治的意図を解明し,個人と国家,そしてその間に立つ満鉄や在満県人会などさまざまな主体の思惑が絡み合う複雑な構造を明らかにする.

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ユーザーレビュー

  • 帝国と観光 「満洲」ツーリズムの近代

    Posted by ブクログ

    書きかけの物を謝って消してしまったので、少し簡略なものになってしまう。注解と索引も充実しており、たいへんな労作である。これが中国出身の人によって書き上げられたという事にまず感嘆する。「満洲」というと、日中戦争前後のイメージしか持っていなかったが、日清日露の時代から重要な地であったことを改めて認識した。1906年から観光(というよりはもう少し戦意高揚を意識したもの)が行われていたこと、陸軍及び満鉄が想像以上に大きな役割を果たしていたこと、これらは初めて知った。地元の祭礼までも組み込んで、占領の正当性、戦意高揚、愛国精神への訴えかけなど「戦争」を感じさせずに戦闘継続を図る一方で実利も上げていたとは

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    2025年10月23日

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