作品一覧

  • 哲学を愉しく学ぶ──哲学の授業法
    完結

    哲学を愉しく学ぶ──哲学の授業法

    ビジネス・実用

    -
    全1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大学哲学科1年生の「基礎演習」の授業実践から育まれた、哲学者による日本初(?)の「哲学の授業法」! 哲学は「わかる」ものではない、学ぶものだ。哲学することは学ぶことができるとカントも言っている。そして哲学することはとても愉しい。何しろ、それは哲学書との対話であり、哲学者と共に考えることなのだから。
  • 友情の哲学――緩いつながりの思想

    友情の哲学――緩いつながりの思想

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    「友達」との関係は、もっと緩やかでいいはずだ。 人びとの生き方が多様化し、SNSが日常化した社会の中で、私たちはどう歩んでいくべきか? 「友情」という承認の形に注目し、その定義から未来像まで哲学する! 【目次】 プロローグ 友情という承認の形  第Ⅰ部 友情の原理  第1章 友情とはどのような関係か  1アリストテレスに問い合わせる    2真/偽の友情、完全/不完全な友情    3友情の四つの構成成分    4友情ではない関係  第2章 (なぜ)私たちは友達を必要とするのか    1「必要」としての友情    2「友達がいない」ことと「幸福である」ことは両立するか    3神ならぬ存在としての人間  第3章 友達を必要とするのは弱い人か    1友達を必要とするのは自立していない人か    2私に友達が少ないのはカントのせいか    3「自足」と「自立」    4「自立」と「自律」    5普遍性という問題  第4章 友情はもっぱら倫理学の問題か    1カントの友情論の場所    2普遍性と個別性     3倫理学から美学へ  第5章 友達は多ければ多いほどよいのか    1なぜ友達の数が問題になるのか    2唯一無二の親友という間違った理想    3たくさんの友達という間違った理想  これまでのまとめ  第Ⅱ部 変化の中の友情  第6章 時間と友情  1時間が友情を壊すということ   2フーコーのぼやき   3友情は若者の専売特許か   4高齢化社会における友情   5年齢差と友情  第7章 セクシュアリティと友情  1「男と女の間にも友情は可能か」という問い   2性愛と友情は両立しないのではないか   3性意識の変化  4新しい「生の形」の発明  第8章 家族と友情  1家族を論じることの難しさ   2高齢化社会の中の家族  3家族という制度そのものの不安定化(流動化)   4友達のような家族関係 第9章 ジェンダーと友情   1友情は男の世界か  2女同士の友情の時代   3他者の欲求を繊細に受け止めること   4人目を気にするということ  5男おひとりさまの友情  第10章 SNSの世界の友情   1SNSの世界の友達の数  2SNSの世界の友達とは観客である  3SNSの世界の公開性  4「承認をめぐる闘争」でsocial であること エピローグ 必要・中間性・緩さ  あとがき  参照文献  註 索引 【著者略歴】 藤野寛(ふじの・ひろし) 1956年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程学修退学。フランクフルト大学学位取得。高崎経済大学経済学部教授、一橋大学大学院言語社会研究科教授などを経て、現在、國學院大學文学部教授。専門は哲学・倫理学。著書に、『アドルノ/ホルクハイマーの問題圏(コンテクスト)――同一性批判の哲学』(勁草書房)、『アウシュヴィッツ以後、詩を書くことだけが野蛮なのか――アドルノと〈文化と野蛮の弁証法〉』(平凡社)、『高校生と大学一年生のための倫理学講義』(ナカニシヤ出版)、『キルケゴール――美と倫理のはざまに立つ哲学』(岩波現代全書)、『「承認」の哲学――他者に認められるとはどういうことか』(青土社)など。
  • 自殺について 他四篇

    自殺について 他四篇

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻770円 (税込)
    『意志と表象としての世界』を著したショーペンハウアー(一七八八―一八六〇)の『余録と補遺』から,生と死をめぐる五篇を収録.人生とは意志=欲望が満たされぬ苦しみの連続であるが,自殺は偽りの解決策として斥ける.皮肉と遊び心に富んだ人生観察家による珠玉の哲学的散文.新訳.

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ユーザーレビュー

  • 自殺について 他四篇

    Posted by ブクログ

    自殺について 他四篇
    著:ショーペンハウアー
    訳:藤野 寛
    出版社:岩波書店
    岩波文庫 青632-1

    考えさせられる書でした。大変参考になりました。

    最近まとめ直されたものなのだろうか、冒頭に「余禄と補遺」からの訳出とある

    読み進めるにつれ、ショーペンハウアーは、唯物論者であることがわかる。
    また、期待しない悲観論、徹底したリアリストでもある。

    キリスト教にある救いのもとにあるのは、どうしようもない、性悪説であると感じました。

    冊子は薄いのですが、辛辣な表現を含めて、心に刺さる箇所がたくさんありました。

    気になったのは、以下です。

    死後

    ・死後の存続についての回答
     最も適切で、またさしあたり最も正しい回答とは、「死んだ後には、君が生まれる前にそうであったものとななる」 まったく、気がきいている

    ・永遠の存続ということはいかなる個人もふさわしくない。個人は死とともに滅びる

    ・現在には2つの側面がある
     客観的な側面と、主観的な側面だ

     世界は私の表象である、という私の冒頭の文からは、さしあたり、まず私がいて、それから世界だ、と続く

    苦痛と快楽

    ・苦痛に対するわれわれの感受性はほとんど無限なのに、
     快楽に対する感受性は狭く限られている

    ・われわれの意思に立ちはだかり、衝突し、それに逆らおうとするものは、すべて、不愉快なものや苦痛をもらたすものは何であれ、われわれは直かに、すぐさま、とってもはっきり感じ取る。

    ・悪しきものは、それこそ積極的なもの、それ自体を感知可能とするものだ
     それに対して
     良いもの、すなわち、すべての幸福、すべての満足は消極的なものだ。願望が存在を終え、痛みが消えたことでしかない

    ・喜びは期待をはるかに下回り、苦痛は予想をはるかに上回るように感じるとしたものだ

    ・労働、難儀、骨折り、苦境は、ほとんどすべての人間にとって、人生の全体を通じての宿命である

    ・世界は苦境と悲嘆の舞台でしかなく、最も幸せな場合ですら、退屈以外の何ものではない。

    ・個人の根底にあるのは、罪深いもの、倒錯したもの、原罪の下に理解されてきたもの、それ故にこそ人間が死の手に堕ちてしまったものである

    自殺

    ・あの手この手を使って長引かせようとするほどに、人生に執着すべきではない

    ・生きるがゆえのおそろしい事柄が、死ゆえの恐ろしい事柄を上回るに至れば、人間はたちまちその生に終止符を打とうとするという事態が全体として見出されるだろう

    生きようとする意志

    ・生きようとする意志の肯定と否定とは、ただの意志すること、意志しないことである

    ・ギリシア人の倫理と、ヒンズー教徒の倫理には際立った対照がある
     前者は、幸福な人生を送る能力を身に着けることを目的とし
     後者は、人生からそもそも解放され救済されることを目的とする

    ・旧約聖書は、人間を律法の支配下に置くが、この律法が救済に導くことはない
     新約聖書は、律法を不十分なものと宣言し、それから離反する。人は信仰と隣人愛と自己自身の全面的否認を通じてでないと、恩寵の国にはたどり着けないと説く

    ・旧約聖書から新約聖書への移行とは、単なる道徳的美徳から生きようとする意志の否定への移行である。

    ・女性は、生殖行為の最中に不意打ちされると、誰もが恥ずかしさのあまり消え入りたくもなるのに、
     妊娠は恥じらう気配などかけらもなく、それどころか、一種の誇らしさすら示して見せびらかそうとする

    ・性交は主要には男性の事柄であり、
     妊娠は女性だけの事柄である
     子供は、父親から意志と性格を、母親からは知性を受け取る

    ・不正な行為、悪意ある行為は、それを実行する人にあたっては、彼の生きようとする意志の肯定の強さのしるしである。
     したがって、真の浄福である生きようとする意志の否定、それに伴うこの世界からの救済は彼から遠く隔たっているのであり、そのへだたりのしるしでもある。

    ・人生はあくまでも、われわれに課せられた新しい教程と見なされなければならない

    ・幸せな人生など不可能である
     人間がせいぜい到達しうる最高の幸福は英雄的な人生行路だ

    西洋人でもたどりつくのは、仏教的な一切苦、つまり、人生は自分の思い通りにはならない、ままならないという結論にたどりつくのである。

    目次

    凡例

    われわれの真なる存在は死によって破壊されえない、という教説について

    生存の虚しさについての教説への補足

    世界の苦しみについての教説への補足

    自殺について

    生きようとする意志の肯定・否定についての教説への補足

    訳注
    訳者解説

    ISBN:9784003363270
    出版社:岩波書店
    判型:文庫
    ページ数:164ページ
    定価:700円(本体)
    2025年05月15日 第1刷発行
    2026年02月16日 第2刷発行

    0
    2026年10月02日
  • 友情の哲学――緩いつながりの思想

    Posted by ブクログ

    とてもよい。



    ヒュームへの言及がほしかった気がする。第7章の男女の友情、同性愛者の友情、高齢者のあたりはつっこんでみたいところがある。

    0
    2021年01月05日
  • 自殺について 他四篇

    Posted by ブクログ

    昔、いわゆるメンヘラの女性と遠距離恋愛で交際していた時期があり、彼女が日頃から死をほのめかしていたので、何かの説得になればいいとこの本を送ったことがあります。結果、住所が間違っていて返送されました。彼女は現在、地下アイドルを目指して日々頑張っているそうです。うまくいけばいいなぁー!陰ながら応援しています。

    0
    2026年09月09日

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