海緒裕の作品一覧
「海緒裕」の「ぶたのしっぽ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「海緒裕」の「ぶたのしっぽ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
とても可愛らしい表紙絵と挿絵に釘付けになりました。
主人公、彦坂豪太郎くん(中2、野球部、編みぐるみ作りが好き)と同級生、篠田くん(ヤングケアラー、不登校、宇宙へ行く夢をもつ)の友情の行方を見守る気持ちで読みました。
思春期の繊細な心の揺れが丁寧に描かれ、途中、ほろっとする場面もありました。「自分に正直に生きているかな?」「色眼鏡で物事を見ていないかな?」考えさせられました。読み終えた後、爽やかな風が吹き抜けていくように感じました。豪太郎くん、篠田くんに幸あれ!
登場人物のキャラが立っていて読みやすく、職場体験や部活動のことも盛り込まれているので、中学生が感情移入しやすい作品だと思います
Posted by ブクログ
新刊紹介を見て、読んでみたかった本。ちゅうでん児童文学大賞受賞作。自分の好きなことを人に言えずに、普通を装って無理している豪太郎。ヤングケアラーで、学校に登校していない篠田、髪を伸ばしている転校生男子、歩陸。男子ばかりの野球部にたった一人入っている花奈。豪太郎の周りにも「普通」に抗っている生徒たちがいる。見えているものだけではなく、その人の想いを知って理解しようとする優しい心をみんなが持たないとなあと強く感じた。よく似た設定の話はたくさん読んだけれど、妙にリアルで、ただめでたしめでたしでないところが、より深く考えさせられる。特に中学生に読んでほしい。色々考えるきっかけになると思うので、読書感想
Posted by ブクログ
可愛い表紙と題名からはちょっと想像していなかった内容だった。
編みぐるみを作ることが大好きで、人形も小さい時から好きな豪太郎、しかしそのことで小学生の時「キモい」とからかわれたことがトラウマになって心と身体が傷ついている。
同じクラスの篠田はくんは不登校、どうやら家族の誰かをケアしているヤングケアラーらしい。そんな篠田くんと職場体験が一緒になる。
前の席の歩陸くんは転校生でサラサラのロングヘアー、しかしそれをからかわれているし、野球部にも顧問の先生から男らしくない、と入部を許可してもらえない。
自分らしく生きようとしている二人に豪太郎は刺激を受け、少しずつ自分らしく生きることを選択していく。