川野由起の作品一覧
「川野由起」の「オーバードーズ くるしい日々を生きのびて」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「川野由起」の「オーバードーズ くるしい日々を生きのびて」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
オーバードーズに関する誤解が解けた気がする。
ちゃんと学校へ行っている人でも依存しうる。
真面目な人でも依存しうる。
苦しさを抱えてなくても手を出しうる。
やめられた、と思っても簡単に再開できる。
しかし医薬品だから、規制にも限界がある。
そして規制しても、また別の孤立が発生しうる。
市販薬オーバードーズとはまさにがんじがらめの問題だ。
ある意味薬物依存よりタチが悪いかもしれない。
排除することなく、社会の問題として受け入れていく、この本で繰り返し述べられているこの対策方法は確かに有用だ。
しかしそれをしてくれる人は何人いる?
無限に湧いてくるのか?
研修を施したところで何人の薬剤師が真面目に職務を遂行してくれる?
どれだけの人間がこれからも増えていくであろう患者相手に真摯な対応をしてくれる?
最終章、松本俊彦さんへのインタビューにおいて先生は社会の仕組みを含めた様々な問題提起をしているし、規制が別の問題を引き起こすことも明示しているが、対策を問われて口に出したのは法の整備と規制規制規制の一辺倒。それ以外の対策方法についてはまったく理想じみていて具体性がない。
そう、問題が山積みなのだ。それでも著者はまずこの問題を深く掘り下げ明るみに出そうとしている。
その行為に胸を打たれた。
だからこそ私もこの本が多くの人に知れ渡るよう、レビューを書いている次第である。