本田哲郎の作品一覧
「本田哲郎」の「釜ケ崎と福音 神は貧しく小さくされた者と共に」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「本田哲郎」の「釜ケ崎と福音 神は貧しく小さくされた者と共に」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
今多くの人に読まれている聖書が、いかに歪んだ解釈で訳されていること、大国の傲慢な指導者たちが自分たちの利益を増やすために利用していることがよく分かった。今までキリスト教のことを世界一おせっかいで、白人至上主義な宗教だと私はおもっていた。上記の本当の悪人たちのやり方ですれば、そりゃそこに行き着きますよね。
でも本田神父の聖書の解釈を読めば、本当の聖書が何を伝えたかったのかを知ることができた!
世の中の貧しく小さくされた人たちの本当の願いを聞き入れ、その人たちを尊敬し、願いを叶えるために一緒に闘うこと。それが神の声を聞き、神の国を築く一歩であること。言葉にすると浅く、ただの思い付きみたいに聞こえる
Posted by ブクログ
釜ヶ崎で著者に会ったあと、友人から紹介された本。著者はローマ教皇庁で研究を積んだ経験を有するほど優秀な司祭であるが、現在は、釜ヶ崎で神父をしながら、日雇い労働者たちを支援している。釜ヶ崎の人たちを支援していくうちにキリスト教の教えに疑問を抱くようになり、あらためて聖書を原書から研究し直し、新たな解釈を示している。本田神父の論理をすべて理解しているわけではないが、学術的で論理的であり説得力がある。要は、神さまは支援する側にいるのではなく、支援される側にいるのだということ。神父の献身的な活動は素晴らしく、頭が下がった。勉強になる一冊であった。
「アイヘンバーグさんは、芸術家の鋭い目で、いったい神さ
Posted by ブクログ
神は貧しく小さくされた者と共にある。キリストも大工ではなく、早死にするとされた石工の息子であり、大酒飲みと罵られた貧しく小さくされた者だった。だから、キリストが病人、寡婦、孤児と接するときは上から下への謙虚な姿勢ではなく、同じ目線、より低みに立って彼らを尊重しているという。キリスト教者はこの点を勘違いしていることが多いが、金持ちが貧者に施しをするのが偉いわけではなく、貧者にこそ学ばなければならない。
この本は情報や知識の伝達という意味ではほぼ上記内容の繰り返しが多いのだが。これは説教であり、行動の変容、社会運動への参加を促しているものと考えれば納得できる。
Posted by ブクログ
のっけから、わたしはフリをしてるだけだった、という筆者の告白が続く。
うん。宗教者(信徒含む)ってホントに信じてるのか、信仰してるフリをしてるのか、よくわからないことがある。
それでも、わたしには何人か信頼できる宗教者はいて(その中には不可知なものを肚の底から信じてる人もいれば、そうでない人もいる)、そういう人に出会えてわたしはラッキーやな〜、とは思ってる。
そこに、この人の名前も入れてもいいかも(もし、ご本人にお会いする機会があったら、の話だけど)、と思わせる本。フランチェスコに影響されたわたしとしてはフランシスコ会の方だというのもツボ。
(余談だけど、南直哉さんが若い頃クリスチャンになろ