著者の泉澤 恵一朗(いずみさわ けいいちろう)さん29歳は、Z世代に特化した採用支援や転職支援を行っているかたです。
自身の体験も踏まえながら、「Z世代は、焦っている。」と言います。
そして、Z世代が3年経たずに会社を辞めてしまう理由を8つ挙げています。
1 採用時と入社後の認識のズレ「思っていたのと違う」で辞める
2 Z世代が辞めない会社のポイントは「①映え、②成長、3やりがい、④仲間」
3 「やりがいを感じたい」「成長したい」がZ世代のエネルギー源
4 SNSで「隣の芝生が青く見える」とすぐに辞めたくなる
5 「この仕事が一生続くの!?」と、先が見えない現状に焦っている
6 タイパ重視で、「この仕事は何のためにやっているのか」を知りたがる
7 「目標に向けて、仲間と頑張れる会社に行きたい」と思っている
8 若者は飲みに行かないは大間違い。
「急に」誘われるのが嫌なだけ
上の理由を眺めてみると、Z世代だけでなく、わたしたちにも当てはまる自然な理由だと思います。
ただ、これまでの労働慣行と環境下では、本音として素直に言えなかった事柄なのかな、と思います。
何だか分からないけど、言いにくい。言ってはならないことになっている。。。
そんな閉塞感の中で不安になり、自分の人生の今後を思って焦る。やっぱり自然なことだと思います。
ある意味、そういう思いを抱いて実際に会社を辞めてしまう世代が出てきたことを奇貨と捉えて、自社のヒューマンリソースのあり方を問い直した会社だけが、次世代に生き残れるような気がします。顧客だってこれからそういう世代以下の人が増えていく訳ですし、人材不足が加速するであろう中、外国人の雇用を行うにしても要検討事項と言えるのではないでしょうか。
Z世代から教えを受けて対応しましょう。
新しい社会が見えてくるはずです♡
(中高年が現役で活躍し続けるためのリスキリングでもあるかと。 「老いては、、、」とまでは言いませんがw)
《目次》
第1章 Z世代が3年経たずに会社を辞めてしまう理由
(採用時と入社後の認識のズレ「思っていたのと違う」で辞める;Z世代が辞めない会社のポイントは「1映え、2成長、3やりがい、4仲間」 ほか)
第2章 “ポイント1:映え”
Z世代は全員がSNSユーザー。その心理を理解する
(他社とギャップを感じず、「うちの会社も悪くない」と思えれば辞めない;「映えポイント=自慢できる場所」が1カ所あるだけで辞めにくくなる ほか)
第3章 “ポイント2:成長”
「この会社ならスキル・経験が得られる!」と思える環境づくり
(「会社は守ってくれないから、スキルと経験が大事」と、Z世代は考えている;「自分の市場価値を上げたい!でも、何をすればよいのかわからない」が、Z世代の本音 ほか)
第4章 “ポイント3:やりがい”「誰かのために仕事をしたいZ世代」を惹きつける目標づくり
(「お金のためよりも、本当は誰かのために仕事をしたい」と思っているのがZ世代;Z世代の「何で?」に丁寧に答えてあげる必要がある ほか)
第5章 “ポイント4:仲間”「この会社なら仲間と社会に貢献できる!」と思わせるチームづくり
(組織づくりの基本は昭和の時代と変わらない。「飲み会」「スポーツ大会」「社員旅行」;レクリエーションの幹事こそZ世代に任せて、口出しせずに、全員参加でやる ほか)