北住ユキの作品一覧 「北住ユキ」の「そっと呼ぶ名前」「ホテル物語 グラフホテルと5つの出来事」ほか、ユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 価格安い順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 そっと呼ぶ名前 - 小説 / 国内小説 1巻1,760円 (税込) 設計事務所「コード・アーキテクツ」で働く建築士のスジンは、休日出勤で出社したある日、オフィスビルにある室内庭園の造園作業に来ていたハンソルと偶然出会う。ハンソルはスジンに一目惚れするが、スジンの心には長年思いを寄せてきた建築士の先輩・ヒョクボムがいた。8歳年下のハンソルは、まっすぐで透き通るような愛情をもってスジンに近づいてくるが、スジンは距離を置こうと努力する。けれど、過去の傷によって心に壁を築いているヒョクボムとの関係に孤独を感じていたスジンは、ハンソルのひたむきな愛に次第に心を揺さぶられていく…。『ホテル物語 グラフホテルと5つの出来事』『リスボン日和 十歳の娘と十歳だった私が歩くやさしいまち』の韓国ベストセラー作家イム・キョンソンが贈る大人の恋愛劇。 試し読み フォロー ホテル物語 グラフホテルと5つの出来事 3.0 小説 / 国内小説 1巻1,760円 (税込) 日本では村上春樹研究でも知られる作家イム・キョンソンによる、ホテルを題材にした珠玉の短編集。年末の閉業を控えた名門「グラフホテル」を舞台に、5人の大人たちが、それぞれの人生の転換点・区切りを迎える出来事が描かれる。 ----- 「一か月間のホテル暮らし」 後輩監督の脚本チェックの仕事を引き受けることとなった映画監督のドゥリ。グラフホテルの部屋を用意され、そこで1カ月間集中して仕事に取り組むことになったが、かつての栄光と現在のギャップに心が揺れる。自身の体調の変化も重なり、思うように仕事が進まないでいたが、ある人との再会をきっかけに、彼女は新たな決意をする。人生の節目に彼女が下した決断とは? ----- 「フランス小説のように」 女と会うために、仕事中にも関わらずグラフホテルに向かう男。女の「フランス小説みたいなことをしたい」というリクエストに応えて、男は昼日中のホテルで女と密会することにしたのだ。非日常の世界で燃え上がる二人だったが、女のふとした言葉に男の心は揺さぶられる。はたして二人の関係はどうなるのか? ----- 「ハウスキーピング」 人とのかかわりをこばみ、SNSで発信されるひいきの作家の投稿を心の支えに、グラフホテルでハウスキーピングメイドとして働くジョンヒョン。完璧な清掃を繰り返す日々に充足感を得ていたが、そんなある日、過去の同級生との再会が彼女の心に波紋を広げる。 ----- 「夜勤」 夜勤のドアマンとして働くトンジュ。勤勉な彼には、過去にある年上の女性との燃えるような恋と別れの経験があった。そのほろ苦い思いもそろそろ薄らいできたそんなある日、二人は思いもかけない場所で再開することに…。過去と現在の思いが巡る中、トンジュと女が最後に下した決断は? 韓流恋愛ドラマを思わせる純愛と悲しい別れの物語。 ----- 「招待されなかった人々」 毒舌で人気の芸人サンウは、先輩芸人ヨンイルからセレブリティとの食事会に誘われる。その芸風とはうらはらに、人みしりのサンウはなかなか話の流れに乗れないでいたが、そこにいた投資顧問の男バンと意気投合する。ふたりは男同士の交流を深めるが、しかし「バンがなぜ自分と交流するのか」がわからないサンウは、意を決してその思いを吐き出すが…。閉館を控えたグラフホテルのピアノバーで繰り広げられる大人の軽妙な会話劇にも注目。 ----- 試し読み フォロー リスボン日和 十歳の娘と十歳だった私が歩くやさしいまち 4.3 エッセイ・紀行 / エッセイ 1巻1,760円 (税込) 新しい時代の女性像を書き続け、韓国の女性たちから愛される作家イム・キョンソン。自身が「もっとも大切な作品(朝鮮日報 2023-05-03)」と位置付けるエッセイ『リスボン日和 十歳の娘と十歳だった私が歩くやさしいまち(原題:やさしい救い)が待望の邦訳出版!亡き父母への様々な思いを胸に、幼少期に家族と過ごした思い出の地に娘ユンソとともに再訪することを決意したキョンソン。過去の思い出と向き合い、家族の大切さや娘との新たな絆を築いた12日間の旅路を記す。「母さん、父さん。私、ユンソを連れてリスボンに帰ってきたよ。」-『リスボン日和』作中より- 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 北住ユキの詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> リスボン日和 十歳の娘と十歳だった私が歩くやさしいまち エッセイ・紀行 / エッセイ 4.3 (4) カート 試し読み Posted by ブクログ ネタバレ 母は以前に、そして最近父を見送った後、かつて自分と若かりし両親たちが過ごしたリスボンの地に娘のユンソと共に降り立つ 著者自身はあまりにも幼い時のことで多くを覚えていない中で、その欠片に触れたり、思い出深い場所を訪ねて、今の自分自身よりも若かった頃の父と母に思いを馳せる 寂しさを常に纏った文章で綴られるリスボンの街並み、人々はそれでも温かく優しい 最後のフライトの朝日に照らされた娘の頬にそっとキスをするシーンはあまりに美しく、その光景が目に浮かんでくるようだ 0 2025年02月23日 リスボン日和 十歳の娘と十歳だった私が歩くやさしいまち エッセイ・紀行 / エッセイ 4.3 (4) カート 試し読み Posted by ブクログ 静かでゆったりとした文章表現が素晴らしい。翻訳者の力量もあるに違いない。親、娘との関係を見つめ直す著者の姿が印象的だが、リスボンに行きたくなるような風景描写も秀逸。久々のエッセイだったが読み応えがあった。巻末の写真も余韻に浸れてよし。 0 2024年09月20日 リスボン日和 十歳の娘と十歳だった私が歩くやさしいまち エッセイ・紀行 / エッセイ 4.3 (4) カート 試し読み Posted by ブクログ 著者とその娘と著者の亡き両親とのリスボン滞在記。筆致の巧みさにより、リスボンの魅惑的な情景が脳裏に鮮やかに描き出された。また著者の内省的で繊細な感性が色濃く反映されており、その陰影のある語り口に深く惹きつけられた。 0 2025年07月04日 リスボン日和 十歳の娘と十歳だった私が歩くやさしいまち エッセイ・紀行 / エッセイ 4.3 (4) カート 試し読み Posted by ブクログ 自身が10歳の時に両親と暮らしたリスボンを、10歳になった自分の娘と訪れたキョソンさんの12日間を綴ったエッセイ。 住んでいた町やマンション、子どもの頃よく遊びに行った海、父親が通っていた大学、家族で親しくしていた人。自分の思い出と10歳の娘の心情を、淡々と表していて良かった。 0 2025年11月30日 ホテル物語 グラフホテルと5つの出来事 小説 / 国内小説 3.0 (1) カート 試し読み Posted by ブクログ 閉館間近のクラシックなホテルを舞台にした5つの短編を収録した連作短編集 閉館間近のホテルという面白そうな設定がそれほど活かされていないかなと思うところもあったけれど、どの作品もちょっと影を感じる哀愁ただよう人間模様を描いていて、面白く読むことができました。 全体的にちょっとドライな雰囲気のある書き方で、感情移入して読むというよりかは、映画のような感じでその場面を遠くから眺めているような感覚で読んでました。 収録作品で一番好きだったのは「フランス小説のように」かな。 0 2024年12月18日