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  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬
    4.2
    1巻1,078円 (税込)
    引退馬を問うことは、競馬の未来を問うことだ。 ターフを去った競走馬は、その後どこへ行くのか――?世界で最も馬券が売れる国・日本が抱える「引退馬」という産業課題。我々にとって馬とはどのような存在であるべきか?引退馬を追った映画「今日もどこかで馬は生まれる」の監督を務めた、競馬を愛する著者が、誕生から現役生活、セカンド・サードキャリア、肥育の現場まで、サラブレッドの”命がけ”の一生を、7年におよぶ現場関係者への綿密な取材を通して明かす。繊細で複雑な課題の核心を丁寧に、かつ情熱をもって世に問う、至上のノンフィクション。

ユーザーレビュー

  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬

    購入済み

    なんの縁もないが昔から競馬を見るのが習慣だった。サラブレッドの美しさなのか勝負の楽しみかわからない、しかし本書にもあるように引退馬は出身牧場に戻って天寿を全うするものとばかり思い込んでいた。そんな無知な自分には衝撃的な内容であった同時に素晴らしい知識を得られ読了感も素晴らしい本である 今後は馬を見る目が変わると思う

    #切ない #深い #共感する

    0
    2025年11月19日
  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬

    Posted by ブクログ

    サラブレッド―速く走ることを目指して人間によって改良が重ねられた経済動物であり、主な用途は競馬が大多数である。GIレースを何勝もするような名馬の裏には、何千頭もの馬たちが生まれ、知らないうちに消えていく。そんな競馬界のタブーとも言われる実態に切り込んだ内容となっている。

    現在、日本国内で誕生するサラブレッドは約8,000頭/年であり、競走馬としてデビューするのが約5,000頭、そこから熾烈な勝ち残りを経てだいたい5歳になるまでにその運命が決まる。そこで約4,000頭/年の馬が“行方不明”となっており、恐らくは食肉として処理されている。

    一方で犬や猫といった愛玩動物とは違い、あくまで経済動物

    0
    2025年06月27日
  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬

    Posted by ブクログ

    何これ?!

    とんでもなく素晴らしいんだが!

    はい、自分のことを競馬ファンだと設定している人は絶対読まねばならない必読の書です
    元競馬狂からの至上命令です
    いいから読みなさい
    四の五の言わずに読みなさい

    いわゆる「引退馬問題」についてですな

    2023年のサラブレッド系の生産頭数は7,796頭だそうです
    そしてそのほとんどが最後まで生を全うすることなく、どこかに行ってしまうわけですな

    その競馬界のタブーとも言える問題に真正面から切り込み、問題提起をし、筆者の考える問題との向き合い方、そもそも解決とはどいう状態を指すのか決められない中で一歩でも前に進むためにそれぞれの立場で出来ることについ

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    2025年05月17日
  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬

    Posted by ブクログ

    誕生し、競走馬としての現役生活を歩み、引退へ。
    だが、華々しいばかりではない。生を受ける前から、
    産まれてから競走馬に成るまでの選別と、厳しい生活。
    それらの中でも引退はある。彼らの行く末は如何に?
    その現実と未来を丹念に取材し、課題を問うノンフィクション。
    ・はじめに
    ・映画「今日もどこかで馬は生まれる」の成功から見えた景色
    ・競馬大国・日本の課題
    第1章 隆盛を極める日本競馬
    第2章 馬はいかに「競走馬」になるか
    第3章 生き残りを懸けて――サラブレッドの現役生活
    第4章 引退後に進む道――セカンドキャリアの選択肢
    第5章 生かすことだけが幸せか――家畜商という存在
    第6章 命と経済――生

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    2025年05月11日
  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬

    Posted by ブクログ

    厳しい現実を突きつけられた一冊。
    私は競馬はやらないが、それでもニュースでサラブレッドの名前は耳にするし、
    何よりあの美しいフォルム、やさしい瞳は印象的。
    しかし、、そうやって大活躍したサラブレッドの引退後の運命は知らなかった。
    というか、皆種馬として余生を送るか、乗馬うまになるのかと思い込んでいた。
    安楽死、も知ってはいたが、それは競争上の怪我でやむを得ない処置、
    滅多にないこと、と思い込んでいた。
    そんな甘いものではなかった。
    確かにあの肢体を養う経費は半端ではない。
    賞金で元が取れるサラブレッドはごく一握り。
    勝てない馬は種馬の勝もない。
    そうなるとどうなるか、、、肉になるのだ、、、

    0
    2025年05月05日

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