平林健一のレビュー一覧

  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬

    購入済み

    なんの縁もないが昔から競馬を見るのが習慣だった。サラブレッドの美しさなのか勝負の楽しみかわからない、しかし本書にもあるように引退馬は出身牧場に戻って天寿を全うするものとばかり思い込んでいた。そんな無知な自分には衝撃的な内容であった同時に素晴らしい知識を得られ読了感も素晴らしい本である 今後は馬を見る目が変わると思う

    #切ない #深い #共感する

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    2025年11月19日
  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬

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    サラブレッド―速く走ることを目指して人間によって改良が重ねられた経済動物であり、主な用途は競馬が大多数である。GIレースを何勝もするような名馬の裏には、何千頭もの馬たちが生まれ、知らないうちに消えていく。そんな競馬界のタブーとも言われる実態に切り込んだ内容となっている。

    現在、日本国内で誕生するサラブレッドは約8,000頭/年であり、競走馬としてデビューするのが約5,000頭、そこから熾烈な勝ち残りを経てだいたい5歳になるまでにその運命が決まる。そこで約4,000頭/年の馬が“行方不明”となっており、恐らくは食肉として処理されている。

    一方で犬や猫といった愛玩動物とは違い、あくまで経済動物

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    2025年06月27日
  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬

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    何これ?!

    とんでもなく素晴らしいんだが!

    はい、自分のことを競馬ファンだと設定している人は絶対読まねばならない必読の書です
    元競馬狂からの至上命令です
    いいから読みなさい
    四の五の言わずに読みなさい

    いわゆる「引退馬問題」についてですな

    2023年のサラブレッド系の生産頭数は7,796頭だそうです
    そしてそのほとんどが最後まで生を全うすることなく、どこかに行ってしまうわけですな

    その競馬界のタブーとも言える問題に真正面から切り込み、問題提起をし、筆者の考える問題との向き合い方、そもそも解決とはどいう状態を指すのか決められない中で一歩でも前に進むためにそれぞれの立場で出来ることについ

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    2025年05月17日
  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬

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    誕生し、競走馬としての現役生活を歩み、引退へ。
    だが、華々しいばかりではない。生を受ける前から、
    産まれてから競走馬に成るまでの選別と、厳しい生活。
    それらの中でも引退はある。彼らの行く末は如何に?
    その現実と未来を丹念に取材し、課題を問うノンフィクション。
    ・はじめに
    ・映画「今日もどこかで馬は生まれる」の成功から見えた景色
    ・競馬大国・日本の課題
    第1章 隆盛を極める日本競馬
    第2章 馬はいかに「競走馬」になるか
    第3章 生き残りを懸けて――サラブレッドの現役生活
    第4章 引退後に進む道――セカンドキャリアの選択肢
    第5章 生かすことだけが幸せか――家畜商という存在
    第6章 命と経済――生

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    2025年05月11日
  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬

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    厳しい現実を突きつけられた一冊。
    私は競馬はやらないが、それでもニュースでサラブレッドの名前は耳にするし、
    何よりあの美しいフォルム、やさしい瞳は印象的。
    しかし、、そうやって大活躍したサラブレッドの引退後の運命は知らなかった。
    というか、皆種馬として余生を送るか、乗馬うまになるのかと思い込んでいた。
    安楽死、も知ってはいたが、それは競争上の怪我でやむを得ない処置、
    滅多にないこと、と思い込んでいた。
    そんな甘いものではなかった。
    確かにあの肢体を養う経費は半端ではない。
    賞金で元が取れるサラブレッドはごく一握り。
    勝てない馬は種馬の勝もない。
    そうなるとどうなるか、、、肉になるのだ、、、

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    2025年05月05日
  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬

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    ネタバレ

    今まで見て見ぬふりをしてきた問題だったので、感じ入ることがたくさんあった。
    「引き算」的発想ではなく、「足し算」的発想で支援できるなら、喜んで巻き込まれたいと思った

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    2024年12月18日
  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬

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    確かに、良くまとまっていたけれど、ほとんど「セカンドキャリア」の内容と同じ。データが多く使われていたけれど、「セカンドキャリア」の方が本として優れていた。

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    2025年08月24日
  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬

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    サラブレッドは毎年5000頭登録され、競走馬は4000頭が畜される現状。引退馬を収益化したり、養老場を作ったり奮闘する人がいる。競馬に関わる全ての人は知らないといけない。考えていくべき。

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    2025年05月06日
  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬

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    素晴らしい知識の泉を得る事が出来た。筆致も初の著書とは思えないほど読みやすく構成も良かった。

    何より競馬に興味を持ち始めた初期段階でこの本に出会えた事は何より良かったと思う。見る目に深みが増し、益々競馬の世界を識っていきたいとなった。

    映像の方は実は結構前からブックマークしていたけれど未だ観ておらず。なんだか踏ん切りが付かなくて。でも是非観てみなければ。

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    2025年03月06日
  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬

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    ネタバレ

    競馬を走れなくなった馬の行先と、その福祉をめぐる話。著者はこの問題に関する映画を自主製作しており、その流れで本書の執筆もされている。
    毎年7000頭のサラブレッドが競走馬になるために生まれてくる一方で、4000頭ほどの引退競走馬が食肉として屠畜されていると推定されるという。(このあたりの統計がちゃんとないのも一つの問題なのだろう。)屠畜を免れたとしても、馬の引退後の”余生”は長く、天寿を全うさせるのには経済的な面を含めて課題が多くある。本書では、これらの現状と、それに対する取り組みを多面的に紹介している。

    牛や豚が日常的に屠畜され食されている現状にあって、なぜ馬を特別視するのかという意見は多

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    2025年02月23日
  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬

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    <目次>
    第1章  隆盛を極める日本競馬
    第2章  馬はいかに「競走馬」になるか
    第3章  生き残りを懸けて~サラブレッドの現役生活
    第4章  引退後に進む道~セカンドキャリアの選択肢
    第5章  生かすことだけが幸せか~家畜商という存在
    第6章  命と経済~生かし続けることはなぜ難しいのか
    第7章  それでも生かすために
    第8章  ハンドルとエンジン~転換期のJRA
    第9章  リーダーを育て、共に歩む~私たちにできること、私にできること

    <内容>
    競馬場の芝の美しさ、馬の肌の美しさなど、最近競馬にもちょっと興味が出てきた。そこで考えたこと。馬は何を考えて走っているのか?そして多く生産される馬

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    2024年12月30日
  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬

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    馬に急に興味が出て、読んでみた。なんとなく聞いたことはあったけど、競走馬の行く末は厳しい…ゆっくり余生を過ごさせたいけれど、現実はそうなれる引退馬は少ない。それがなぜなのか。その中でも、馬のために奮闘している人たちを紹介していて(馬肉業者の方まで!)、とても勉強になった。
    めっちゃシンプルに考えると、賞金を馬のためにもっと回せればいいんだけど、、

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    2025年08月27日
  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬

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    競馬のために生まれたサラブレッドの一生を明らかにし、引退馬の問題提起する1冊。
    本のページ数の割かれる割合からしても、サラブレッドが表舞台で活躍するのは一生のうちの本当に短い期間なのだなと驚かされ、天寿を全うできる馬はものすごく少ない事実を改めて突きつけられました。
    また、競走馬を引退した先のキャリアがあった場合でも、そのキャリアの引退も必ず訪れることを、当たり前のことなのにこの本に教えられました。

    JRAが競馬振興の一環とはいえ、引退馬問題に対して動いているとのことで、今の規模のままとするのかはともかく、競馬を嗜好として楽しみつつも、そこには引退馬という問題がついて回ることを忘れてはいけな

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    2025年06月07日
  • サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬

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    中盤まではタイトル通り、引退馬のタブーに迫る内容でどんよりする気持ちもありつつ興味深く読んだ。反面、後半の示唆の部分は各自がやれることをやろうという何とも言えない感。

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    2025年06月02日