ニックハーカウェイの作品一覧

「ニックハーカウェイ」の「タイタン・ノワール」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

ユーザーレビュー

  • タイタン・ノワール

    Posted by ブクログ

    ★5 SF、ミステリー、ハードボイルドの良いとこ取りをしたエグ味のある優秀作 #タイタン・ノワール

    ■あらすじ
    近未来の大都市が舞台、私立探偵キャルは警察から依頼されて殺人事件を追っていた。その遺体は大柄の男で年齢は40代にしか見えない、しかし年齢は90歳を超えていたのだ。

    「タイタン」と呼ばれている彼らは、富裕層が永遠の命を手に入れるために薬剤を開発した結果であり、そのひとりだった。キャルは誰が殺害したのか捜査するうち暗黒街の闇にのみ込まれていく…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    ★5 これまたスゴイ小説を読んだ。まさにタイトルとおりの「タイタン」と「ノワール」な物語。

    金持ちが不死身

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    2025年02月23日
  • タイタン・ノワール

    Posted by ブクログ

    スパイ小説の大家、ジョン・ル・カレの息子という紹介はもうニック・ハーカウェイにはいらないと本作『タイタン・ノワール』を読んで確信した。
    2015年に読んだ『エンジェル・メイカー』が大傑作だったので、本作『タイタン・ノワール』も期待していた。それにしても『エンジェル・メイカー』から大分、時間空いたな、翻訳されてないのかな、なんて思っていたらこの人、エイダン・トゥルーヘンって名義変えて『七人の暗殺者』って作品が出てた。そういうの気が付かないからやめてよ笑

    本作『タイタン・ノワール』はハードボイルドSFといったタイプの作品。
    探偵兼警察のコンサルタントをしているキャル・サウンダーは高級アパートメン

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    2025年11月12日
  • タイタン・ノワール

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ル・カレの息子と知っていてもジャンルがSFじゃ手が出ないと決めつけていたら、
    SFは特殊設定はスッと入り込め気にならない、
    探偵がめちゃハードボイルド、
    犯人探しのミステリーが組み合わされ、
    文体がスタイリッシュで、
    これは傑作。
    他の作品が読めるかどうかは様子見だけれど、

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    2025年07月27日
  • タイタン・ノワール

    Posted by ブクログ

     SFハードボイルドミステリとでも言うべきか。背景にSF設定があるのだ。この物語世界は、薬物によるタイタン(巨人化)化技術により、ひとにぎりの人間だけが長寿を享受できる世界である。タイタン化すると、身体が若返り、成長が止まらないので巨大化する。この技術は、もともと不治の病や瀕死の重傷の治療のために開発された。この技術を独占する〈トンファミカスカ・カンパニー〉の血縁者やコネのあるものだけが、タイタン化しているのだ。

     物語は、近未来の架空の都市が舞台。ロディ・デビットという生物学者が、彼のアパートで遺体で発見されるところから始まる。頭部への銃撃の跡があり、他殺か、自殺か、あるいは事故なのか。警

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    2025年02月24日
  • タイタン・ノワール

    Posted by ブクログ

    ビバップの各話タイトルみたいだな(実際には似てるのは「ガニメデ慕情」しかないんだけど)、と思ったりしたけど、当たらずとも、かな。
    ガニメデといえば巨人(Giant)だけど、こっちは巨神(Titan)だ、と。

    主人公には「ロング・グッドバイ」のエリオット・グルードを重ねながら読んでたけど、底なしのタフさからするとスタローンのほうが似合うかも。
    ま、どうでもいいけど。

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    2025年02月16日

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