作品一覧

  • 組織マネジメントにおけるメタ学習 予測困難な変化に適応する熟達のメカニズム
    5.0
    1巻6,380円 (税込)
    今,求められるマネジャーは, 優れた戦略家でもカリスマ的司令塔でもない⁈ 無秩序な日常の中からこそ早発する適応的な学習の姿を, 認知科学が描き出す 大きな変化が常態化した現代の組織では、マネジャーはそれまでの得意技を捨て、新しいやり方にチャレンジする高次学習を何度もしなければならない。そこでは高次学習の熟達=メタ学習が求められる。心理学実験とフィールド調査、認知科学と経営学を組み合わせたユニークなアプローチで、無秩序な日常の中から創発するメタ学習のメカニズムに迫る。 【主要目次】 プロローグ 第1章 現代のマネジャーに求められる学習 1.1 背景としてのビジネス環境の変化/1.2 予測困難な変化が常態化する組織で求められる学習/1.3 本書の目的/1.4 熟達をめぐる経営学・認知科学の先行研究の課題/1.5 ミニチュアによるモデル化を用いた段階的アプローチ 第2章 メタ学習のミニチュアとしての洞察の熟達 2.1 なぜミニチュア課題として洞察を選ぶか/2.2 洞察とその熟達をめぐる論争/2.3 メタ学習の暫定的な概念モデル/2.4 図形パズルを用いた実験デザイン/2.5 概念モデルの構成要素のミニチュア課題の事象へのマッピング/2.6 洞察の熟達の生起とモデルの妥当性の検証(第一実験)/2.7 構成要素間の関係性の分析(第二実験)/2.8 ミニチュア課題でのメタ学習と概念モデルの修正/2.9 ミニチュアからフィールドへ 第3章 フィールドでのマネジャーのメタ学習 3.1 フィールド調査にあたって/3.2 調査の概要/3.3 マネジャーの日常/3.4 概念モデルの構成要素のフィールドの事象へのマッピング/3.5 組織パフォーマンス/3.6 標準プロセスからの逸脱/3.7 早期フェーズの修正判断/3.8 高次学習の仕方の変化/3.9 ゴールの漸次的創発/3.10 計画の分散/3.11 マイクロ・コーディネーション/3.12 予測困難な変化に適応するメタ学習 第4章 創発過程としてのメタ学習 4.1 本書の歩みを振り返る/4.2 メタ学習のメカニズム/4.3 本書の貢献/4.4 本書の課題と展望 あとがき 付録――第2章第二実験の事例分析と言語報告

ユーザーレビュー

  • 組織マネジメントにおけるメタ学習 予測困難な変化に適応する熟達のメカニズム

    Posted by ブクログ

    メタ学習
    ・外敵資源との認知的協調
     - 創発的ゴール設定・・多様な関係者との接触
     - 計画の分散・・大まかな方針・大計画と、詳細は分散(Outlook等に)
     - マイクロコーディネーション・・頻繁な短時間のインスタントコミュニケーション/出会った順に処理
    ・試行の多様性・・・標準方法から逸脱したアクション / 先行逸脱
    ・評価の適切性・・・早期フェーズでの見直し(逸脱は失敗のリスクでもあるため)

    ・パフォーマンス

    マネジャーの大まかな方針に基づいて判断 マネジャーの高次学習を下支え

    周囲の環境がcueとして働く 話していると別の事案を想起させる
    外部リソースがマネジャーの認知家庭

    0
    2025年06月17日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!