作品一覧

  • 芦部信喜 平和への憲法学

    芦部信喜 平和への憲法学

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻2,090円 (税込)
    「総理,芦部信喜さんという憲法学者,ご存じですか」「私は存じ上げておりません」(国会答弁より).戦後憲法学のスタンダードをつくったのは,どんな人物だったのか.学徒出陣の戦争体験.実際の裁判にも関与し,後半生を懸け「憲法訴訟論」を開拓するまで.独自入手した資料を交え,その足跡を再現する.識者一三名のインタビューも収録.

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  • 憲法事件を歩く 尊厳をかけて闘った人々と司法

    憲法事件を歩く 尊厳をかけて闘った人々と司法

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻2,750円 (税込)
    記者が4年をかけて全国を歩き,憲法事件の関係者を取材したルポルタージュ.綴られる物語は,戦後の日本社会が形成されていく歴史であり,尊厳をかけて闘った人間の「不断の努力」の軌跡だ.私たちが憲法を護ってはじめて,憲法は私たちを護ってくれる.石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞の新聞連載の書籍化!

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ユーザーレビュー

  • 憲法事件を歩く 尊厳をかけて闘った人々と司法

    Posted by ブクログ

    著者は同郷の憲法の大家芦部信善に関する評伝から更に芦部教授が理論的に開拓した憲法訴訟の具体的な日本における展開を憲法事件として紹介する。
    憲法を学ぶ上で本書のように訴訟当事者(特に原告と代理人、更に合憲性を判断する裁判官)の個々具体的な事情と考え、時代背景等コンパクトながら要点を的確にまとめてあり、大変参考になるだろう。
    憲法百選に掲載されている著名な判例から最新の事件までも憲法上の各論点=テーマ毎にフォローしてあり、日本の戦後新憲法を俯瞰できる。
    以下いずれも憲法の生命≒実効化のための当事者の「不断の努力」の賜物である。

    第1章平和の原則(9条)
    浅間山米軍基地闘争
    砂川事件
    恵庭事件
    長沼ナイキ基地訴訟
    自衛隊イラク派遣訴訟
    長野安保法制訴訟
    第2章政教分離の原則(20条 89条)
    津地鎮祭訴訟
    箕面忠魂碑訴訟
    愛媛玉串料訴訟
    空知太神社訴訟
    第3章生存権(25条)
    朝日訴訟
    堀木訴訟
    生活保護費減額訴訟
    第4章学問の自由(23条)
    東大ポポロ劇団事件
    旭川学力テスト事件
    家永教科書裁判
    第5章思想・良心の自由(19条)
    三菱樹脂事件
    麹町内申書裁判
    日の丸・君が代強制訴訟
    第6章表現の自由(21条)
    沖縄密約情報公開訴訟
    北海道警やじ排除訴訟
    立川反戦ビラ入れ事件
    9条俳句訴訟
    第7章平等原則(14条)
    子どもの国籍確認訴訟
    婚外子相続差別訴訟
    夫婦別姓訴訟
    同性婚訴訟
    第8章個人の尊重(13条)
    強制不妊訴訟
    釜ヶ崎監視カメラ訴訟(民事)
    釜ヶ崎監視カメラ訴訟(刑事)
    中津川市議代読裁判
    嘉手納基地爆音訴訟

    0
    2025年10月14日
  • 芦部信喜 平和への憲法学

    Posted by ブクログ

    良書。
    こういう人がいたということがしみじみありがたいし、でもこういう人は亡くなっていきつつあるという現実も思い出すし、こういう本が出版されて嬉しいし、岩波書店は潰れないでいてほしい。

    芦部先生の基本書にもう一度向き合おうかな...。

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    2023年01月18日
  • 芦部信喜 平和への憲法学

    Posted by ブクログ

    私が司法試験の勉強をしていたときは、佐藤幸治「憲法」、そして、まだ教科書も出ていなかったけど(マスメディア法とアメリカ憲法入門はあった)、松井茂記先生のお考えにどっぷりハマっていて、芦部説はあまり触れてなかった。通説だというので、芦部憲法も読んだけど、岩波の芦部憲法(確か、平成5年ころ?)の初版が出たときは司法試験に合格する年だったから、私が読んだのは放送大学のテキストだったはず。
     私は松井茂記先生(当時、留学帰りで助教授だった)の講義に出て、指定教科書が佐藤幸治憲法だったのに、それとも違うプロセス憲法観を黒板いっぱい使ってエネルギッシュに展開する姿にガビーンとなり、本気で法律を学び、また、司法試験を目指すことにしたのだった。
     だから、芦部放送大学テキストは物足りなく感じ、その後も、論文や、岩波憲法も読んでなかった。
     しかし、それから四半世紀以上が経って、芦部先生の評伝としての本書を読んで、芦部憲法に正面から取り組んでなかったことを後悔した。なので、今からでも遅くないから、読んでみよう(なお、佐藤幸治先生の日本国憲法の第2版も買ったまま読んでないので、読んでみよう)。
     平和の希求、人間の尊厳、人権に対する芦部先生のまなざしに触れる思いのする評伝でした。広く読まれるべきですね。

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    2021年02月17日
  • 芦部信喜 平和への憲法学

    Posted by ブクログ

    芦部氏の考え方の根底にあるものを理解できるのではないかと思う。信濃毎日新聞の連載をまとめた本 見落とした回もあったのでじっくり読みたかった。

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    2020年11月26日
  • 芦部信喜 平和への憲法学

    Posted by ブクログ

    法学部で憲法を学んだ者で芦部教授を知らないというのは如何に真面目に学んでいないのかを自白するようなものだが、それが成蹊大学法学部出身の安倍晋三で憲法改正を目論んでいたのだから悪い冗談だ。
    著者は芦部教授と同郷で高校の後輩という縁から、信濃毎日新聞の論説委員となってから憲法改正問題を通じて関心を持ったそうだ。
    本書で特に注目したのは、著者がジャーナリストとしての嗅覚を生かした番外編2つのスクープ。
    1つは第4章国家と宗教でも取り上げられる閣僚の靖国神社公式参拝問題だ。
    戦前の国家神道が政治と不可分に密着し、軍隊を神格化し国への貢献を精神的に鼓舞してきた罪の大きさから現行憲法に設けられた政教分離原則との関係を中心にその参拝の在り方を検討する懇談会が中曽根内閣の官房長官の私的諮問機関として設けられ、芦部教授も委員として参加している。
    その議事録21回分が長く公開されなかったが、著者の情報公開法請求で2回から12回分まで開示される。
    しかし残りは不明という奇妙な結果。
    本書では第7回の議事録が掲載され、曽野綾子のような体制よりと見られた委員がキリスト者として参拝反対と発言するなど興味深い。
    2つ目は地方レベルでの政教分離の問題として県知の護国神社参拝について歴代の長野県知事(田中康夫を除き)が護国神社の支援組織「崇敬者会」の会長を務め、寄付集めの趣意書にも名を連ねる実態だ。
    また芦部教授が多くの憲法訴訟で意見書を提出し、平和と人権を擁護する立場から活動してきた事実に敬意を表したい。

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    2025年09月06日

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