トーマス・クランの作品一覧
「トーマス・クラン」の「完璧主義の罠~資本主義経済が招いた新たな災厄~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「トーマス・クラン」の「完璧主義の罠~資本主義経済が招いた新たな災厄~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
完璧などありえない。にもかかわらず完璧を志向し、完璧になれない自分を責め続けていては、心がもたない。だから完璧主義者の心は折れやすい。最初は努力できても、失敗すると、無意識に労力を減らしたり、先延ばししたりする。つまり完璧から遠ざかる行動をとってしまう。そしてまた自責する。
つい最近、ある仕事をとても頑張った。完璧主義的だった。周りの同僚たちが、自分を大いに称賛することを夢想した。しかし実際にはそう上手くいかず、しぶしぶ提出した仕事に対して、いくつかの修正依頼が出た。しばらく経つが、私はまだその修正をせず、他の仕事を優先させている。まさしく先延ばしていることに、この本を読みながら気づいた。
Posted by ブクログ
完璧主義がヤバイものだ、という感覚を持つには最適な一冊。心のどこかで、「時には必要な感覚であり、悪いと言い切れるものでもない」と思う所があった。著者が言うには、そうではないのだ。気付きがあった。
完璧主義には主に3つあり、「自己志向型、社会規定型、他者志向型」と呼ばれるものだが、これだと単純化し過ぎていて、実際には混ざり合っているという。それぞれ、自分自身にストイックになる自己志向型。他人にそれを求める他者志向型。社会の目を意識した完璧さを求める社会規定型。実際には、社会の目を意識して自己目的を設定するような複合系もあるので、確かに単純化はすべきではなさそうだ。だが、他者志向型が最も面倒なヤ