斉藤仁の作品一覧
「斉藤仁」の「会社はどうあるべきか。人はどう生きるべきか。――評伝 伊那食品工業株式会社 塚越寛――」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「斉藤仁」の「会社はどうあるべきか。人はどう生きるべきか。――評伝 伊那食品工業株式会社 塚越寛――」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
Posted by ブクログ
【目次】
プロローグ 【 悲運 】~貧困と闘病の中で~
第1章 【苦難と希望】~どん底からの出発(たびだち)~
第2章 【挑戦】~社員のしあわせの実現を目指して~
第3章 【飛躍】~責任と夢と覚悟と情熱~
第4章 【信念】~つながり広がるしあわせのカタチ~
第5章 【未来】~すべては人々のしあわせのために~
エピローグ 【永遠】~いつまでも「まず社員のしあわせ」を考える会社であってほしい~
【感想】
先に読んだ『末広がりのいい会社をつくる 人も社会も幸せになる年輪経営』は伊那食品工業の塚越最高顧問が経営者向けに執筆されたものであったが、本書は、第三者の方がインタビューを基に評伝としてまとめられたものである。若い時のつらい体験や泥臭いエピソードが描かれており、大変な経験をされてきたのだということがわかった。基本とする考えは変わらず、社員の幸せを第一に考え、目先の利益に捉われずに自社を成長させてきたのだと思う。大変素晴らしい会社であると感じた。組織は目先の利益(単年度の目標)を求めるが、自分自身は周囲の幸せや成長を第一に考え、惑わされないように生きていきたい。
Posted by ブクログ
『評伝 塚越寛』 斉藤 仁 著
2009年にNHK番組に登場して、「こんな凄い人がいるのか」と心酔。以来、著作はすべて読み、(本書のエピローグにある福島から来たご婦人同様)本社まで車を飛ばすほど私淑している塚越寛氏。これまでの著書で概要は知っていましたが、本書は「私の履歴書」的で一連の流れを整理することができました。
2009年の放映当時、塚越社長の伊那食品工業は、「寒天」の単一商品のみ(長野では「かんてんぱぱ」で有名)。「社員の幸せ」を第一に考えてリストラはせず、年功序列の報酬体系で毎年2%の定昇しながらも、43期連続増収増益。「いい会社をつくりましょう」を合言葉に『日本でいちばん大切にしたい会社』(坂本光司 著)にも掲載。このような内容でした。
その後、どんな環境でも少しずつ成長を図る「年輪経営」を掲げ、トヨタ・豊田章男氏をして「経営の師」と言わしめ、多くの上場企業幹部や日銀・黒田前総裁までもが伊那市の工場を訪れるまでに至っています。
経営環境悪化の際に、定昇1%を進言する幹部に対し、「人件費を削る経営なら誰でもできる。経理上は経費でも、人件費は目的である」と一喝。何より社員の幸福を追い求め、そのための手段として利益を創出。「利益はウンチ」のようなものであり、健康ないい会社(体)をつくれば、いやでも利益(ウンチ)は出るもので、利益(ウンチ)が目的ではないと語ります。
上場企業ではないからできるとも言えますが、企業のマネジメントに関わる方には、是非手に取って欲しい1冊です。
PS
2019年に「トヨタイムズ」が掲載した塚越氏のインタビュー内容を引用。“人への思いやりを優しさと言うんですよ。「にんべんに憂う」って書く。だから優しいという字は、思いやりのことなんです。「人を憂うことに秀でた人」って書くと、「優秀」っていう字になる。これは偶然じゃない。やっぱり昔の人は考えている。思いやりの優れた人が優秀なんです。知識がある、計算が早い、そういうことじゃない。思いやりにもいろいろあって、同僚、部下、上司、会社、社会に対する思いやり。そういう思いやりをきちんと持っている会社が優秀な会社なんだと思います。字は哲学を教えてくれる。”
Posted by ブクログ
優しいは人偏に憂うと書く。つまり人への思いやりがあること。優秀とは、人への思いやりが秀でているっこと。
『リストラなしの「年輪経営」』
目的と手段を間違えない。社員の幸せが目的。手段は利益を出すこと。
世の中をよくすることが目的。法律を守るのは手段。
会社の永続が目的、利益は手段。
金儲け以外のものが目的。
人件費は経費ではない。目的そのもの。人件費を上げれば目的に近づく。
賃金は年功制。表彰制度もない。みんなでしあわせになる。個人の成功は一人の力ではない。
朝の掃除。何割かは諸事情で参加していないが、お互い様だから誰も文句は言わない。掃除の効用、大切さを1年間語り続けた。休日も日課のようにガーデンの掃除を始める。