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「﨑井将之」の「武士の介護休暇 日本は老いと介護にどう向きあってきたか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「﨑井将之」の「武士の介護休暇 日本は老いと介護にどう向きあってきたか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
江戸時代やそれ以前というと、寿命も50歳くらいで介護なんてなかったのでは?と思っていたけれど、そうでもないらしい。
平均寿命は低いけれど、それは、乳幼児や子どもの死亡率が高いだけで、ある程度成長すれば80歳や90歳まで生きる。高齢になるほど目の病気と脳卒中の後遺症が多く、それなりの介護が必要だった。今も昔も介護はあって、大変だったとか。
面白かったのが、介護をする理由について分析していたこと。
時代区分はざっくりだけど
①古代から中世
愛情、感謝、儒教の影響、仏教の影響、互酬の論理
②江戸
愛情、感謝、朱子学、家制度、五人組、地域社会
愛情だけでは介護できないこともあり、そのための宗教だ
Posted by ブクログ
江戸時代に高齢者はどのように扱われていたのか、高齢者との年齢は幾つ以降のことをいうのかなどをまとめた一冊。
江戸時代の平均年齢はかなり低く見積もられているが、幼児の死亡が多かったためで、6歳を過ぎれば、平均余命は40年以上あり、50歳くらいまでは生きていたようである。
ある6万石の藩の統計では90歳以上の人数が50人以上いたとのことで、結構長生きした人は多かったようである。
武士の社会では定年という概念はなく働けるまで働いていたようで、隠居するのは病気か衰弱の時だけだったようである。
介護についてはやはり親族が面倒見るのが普通だったようで、藩によっては介護休暇や介護手当をもらえたようだ。