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「加地大介」の「なぜ鏡は左右だけ反転させるのかー空間と時間から考える哲学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「加地大介」の「なぜ鏡は左右だけ反転させるのかー空間と時間から考える哲学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「なぜ鏡は左右だけ反転させるのか」、「なぜ私たちは過去へ行けないのか」という身近な2つの疑問について、哲学的に考察。半ば独白調、似非私小説風の叙述形式により、著者の哲学する頭の中を追体験できるようなスタイルとなっている。
1つ目の「なぜ鏡は左右だけ反転させるのか」については、あまりテーマに興味が持てず、流し読みみたいな感じになってしまったが、これまでの説や著者の主張についてはなんとなく理解することができた。
2つ目の「なぜ私たちは過去へ行けないのか」については、その題材となった「ターミネーター2」が好きな映画だったこともあり、興味深く読み進めることができ、存在論的様相に着目した考察も自分の考え
Posted by ブクログ
本書のタイトルになっている命題について考えた時、人間の両目が左右に並んで付いているからかな? と私も著者と同じことをまず直感的に思ったが、もちろんそんな単純な話で終わるわけはなく、しっかりと納得がいくように理屈で説明してくれる。
ただ個人的には、紹介されているネッド・ブロックの主張から演繹できる理屈によって充分腑に落ち、そのあとに続くデカルト座標を用いた解説等よりも、大多数の人にとってはイメージすることが容易なのではないかな…と感じた。
回転軸云々についても、後半に展開される説明は実に難解。
"パリティ対称性の破れ"については初めて知り、勉強になった。
タイムトラヴェルに