美智子の作品一覧

「美智子」の「歌集 ゆふすげ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 歌集 ゆふすげ
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    三日の旅終へて還らす君を待つ庭の夕すげ傾ぐを見つつ―― 昭和から平成の終わりまでに詠まれながら,これまで私たちの目に触れることのなかった四六六首を収録する.よろこび,悲しみ,ときに言葉にできない驚きや共感…….うつろう時間の中で三一文字に凝縮された豊かな世界.その扉がいま開かれる.解説・永田和宏.

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ユーザーレビュー

  • 歌集 ゆふすげ

    Posted by ブクログ

    美智子上皇后の歌集ですね。
    ご自身の歌集としては二冊目になります。
    この歌集は、解説の永田和宏さんが深く携わってこられたそうです。
     『美智子さまは、令和六年(二〇二四年)十月二十日、卒寿の誕生日をお迎えになりました。これを一つの節目として、昭和から平成の終わりまでに詠まれぬがり、これまで私たちの目に触れることなく眠っていた四六六首の御歌が、歌集『ゆうすげ』としてまとめられますことを、私も一読者として喜ばずにはいられません。』と、語られています。

     いち早く木叢(こむら)は萌ゆる緑にて
       照り葉まばゆき島の昼なか

     みづみづとさあれ危ふく幼な子に
       萌え芽ぐむもの限りもあらず

     

    0
    2025年11月06日
  • 歌集 ゆふすげ

    Posted by ブクログ

    上皇后の人生の詩が心に沁みました。
    一句一句にもう少し解説があると
    より分かり易いかなと感じました。

    0
    2025年10月24日
  • 歌集 ゆふすげ

    Posted by ブクログ

    皇后という立場から詠んだ歌も多いけれど、印象に残ったのはむしろ妻として、母として感じたことを詠んだもの。

    若芽萌ゆる柳細枝のしだり枝に隠れて小さき子の手の招き(昭和四十七年)
    「小さき子」とは現天皇陛下か、秋篠宮殿下か。

    三日の旅終えて還らす君を待つ庭の夕すげ傾ぐを見つつ(昭和四十九年)
    君、すなわち夫、当時の皇太子さまが「三日の旅」に出られた。それを一人御所で待っている折の歌。

    かと思えばこんなのも。
    行くことの敵わずありて幾度か病む母のさま問ひしこの電話
    皇室に嫁いだ身。実の母の病状に気をもむが、見舞いに行けず電話で様子を聞くしかない。

    など。
    歌集タイトル「夕すげ」はじめ自然や植

    0
    2025年06月12日
  • 歌集 ゆふすげ

    Posted by ブクログ

    作品が年代ごとにまとめられていたので 自分の年齢に重ねて詠ませて頂いた
    若い頃を 昭和の時代を
    懐かしく思い出された

    上皇后様が歩まれた時間の流れが
    暑かったリ 爽やかだったリ 厳しかったリ 涼やかだったリ 愛おしかったりと感じることができた



    0
    2025年03月17日

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