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「飯田健」の「「あの選挙」はなんだったのか」「選挙との対話」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「飯田健」の「「あの選挙」はなんだったのか」「選挙との対話」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
社会調査支援機構チキラボ(企画) 飯田 健 菅原 琢 秦 正樹 三牧 聖子 能條 桃子 辻 愛沙子 中村 知世
安田 菜津紀 永井 玲衣
TBSラジオセッションファミリーが終結したような本。
自民党が大敗した24年の衆院選と25年の参院選、いずれも石破内閣の選挙を分析している。
裏金、統一教会問題で負けた自民党。立憲民主は選挙区ではかったが比例区で伸びず。
勝者は国民民主、参政か、、
折角の分析も、26年2月のおきて破りの高市選挙で吹っ飛んでしまった。
高市首相の積極財政には、石破前首相の均衡財政に比して期待するところは大だったが、
ふたをあければホルムズ封鎖のナフサ不足、、いや、それ以前の感情答弁からの国会嫌い。
宰相にすべき器でないことが露呈。石破さんが大きく見える、、、
なんでそんな石破さんを追い込んでしまったんだろう、この二つの選挙は、
と、今になれば思ってしまう。
いや逆か。それでも自民は衰退すべきだった。
それが初の女性首相ブームだか何だかで、とんでもない議席を与えてしまい、、
今は自民党内で孤立して辞任するのを祈るばかり、だ。
いやさらにその前に、自民少数与党が確定した際に、玉木がたてばよかったのだ。
なにが「対決より解決」だ。自身がトップに立って、解決に当たればよかったではないか。
あれがすべて。
日本新党細川内閣の時の小沢さんのような存在がいれば、、、
この本を読んで思うのはそういうことばかり。
安田さんや永井さんの文章が新鮮だった。
まえがき 荻上チキ
第1章 自民党はなぜ負けたのか?――消えた小選挙区ボーナスと有権者のリスク認識 飯田 健
1 自民党票の行方
2 消えた小選挙区ボーナス
3 暮らし向き評価と自民党離反
4 悲観的な暮らし向きの見通しと政党のリスク認識
第2章 並立制はどのように日本政治の混迷を深めたのか?――二〇二四年衆院選・与野党逆転の計量分析 菅原 琢
1 衆院並立制と政党政治
2 比例区の多党化と小選挙区の与野党逆転――二〇二四年衆院選結果の概略
3 激化した野党間の候補者の競合
4 立憲民主党候補を支えた国民民主党の党勢拡大
5 共産党大量擁立の影響の評価
6 小選挙区で不利な国民民主党
7 再考を迫られる並立制
第3章 誰が野党を支持しているのか?――脅かされる立憲民主党と躍進する「第三極」 秦 正樹
1 日本政治の分岐点としての二〇二四年衆院選
2 比較のなかの二〇二四年衆院選
3 「立憲民主党の伸び悩み」を科学する
4 新たなステージへ向かう野党
第4章 なぜ民主党は負けたのか?――二〇二四年アメリカ大統領選挙にみるリベラルの敗因 三牧聖子
1 二〇二四年大統領選トランプ再選の衝撃
2 「変化」を訴えられなかったハリス
3 「リベラル」から後退していったハリス
4 気候変動対策で後退したハリス
5 トランプを「平和」の候補にみせたガザ政策の失敗
コラム1 女性が選挙に立候補するとはどういうことか?――「FIFTYS PROJECT ワークショップ報告書 統一地方選挙に出馬した女性候補者が体験した制度課題および社会課題についての調査」をもとに 能條桃子
第5章 いま、メディアは選挙をどう動かしているのか? 辻 愛沙子/荻上チキ
1 選挙とインターネットというメディア
2 選挙を動かしたのはどのメディアだったのか
第6章 二〇二五年参院選は誰が勝ったのか?――日本政治の新たな局面 秦 正樹
1 二〇二五年参院選は「日本政治の転換点」か
2 世論における二〇二五年参院選の意味
3 二〇二五年参院選は誰が「勝った」のか
4 日本政治の新局面としての二〇二五年参院選
第7章 参政党の「躍進」はなぜ起きたのか?――都議選参政党投票者への追跡調査から 荻上チキ/中村知世
1 参政党支持者の基本属性
2 参政党を支持しつづけた人/離脱した人
3 ファクトチェックとメディア接触の影響
4 参政党支持者と外国人嫌悪
5 「YouTube」と陰謀論の親和性
6 参政党支持とは何か
コラム2 選挙はマイノリティーの声を聞くことができているか? 安田菜津紀
第8章 選挙を考えるとはどういうことなのか?――政治と社会と暮らしをめぐる哲学対話 永井玲衣
あとがき 荻上チキ
Posted by ブクログ
サブタイトル通り、2024年の衆院選と、2025年の参院選を、様々な視点やデータから分析している。
ただ基本的には各章そこまでの意外性はなく、信頼性のある裏付けといったところである。意外だったのは参政党支持者の分析で、よく差別や排外主義の蔓延る背景として経済的な貧しさや文化的経験の乏しさが挙げられるが、その予想に反し参政党支持者は経済的に困窮しているといったこともなく、むしろ大卒者が占める割合が平均に比して高いということであった。該当の章では文化的摩擦を減らすことなどを提言しているが、何故貧しくもない人々が差別や排外主義に走っていくのかについてももっと踏み込んで分析していかねばならないと思う。
また最後の哲学対話の中で参加者が「まだ憲法もあるし大丈夫」といったようなことを言っているが、衆院選で2/3を占める与党の党首(首相)が改憲に意欲的な姿勢を見せている今、その「大丈夫」の前提からして脅かされているのを改めて感じ恐ろしくなった。今後24年25年、そして今回26年の選挙は、歴史の中でどう語られることになっていくのだろうか。社会に参画する一市民として、責任を果たしながら注視していきたい。
Posted by ブクログ
選挙に興味を持ち始めたものの、分からないことだらけで読んでみた本。
なぜ自民党は強いのかや、なぜ野党は勝てないのか、なぜ女性政治家は少ないのかなどをテーマに。
前半はデータに基づいた話しをしているので、ウッとなるが、分かりやすく書いてくれているので、初心者でも全然分からないということはなく読めた。1からと言うよりは、近年の選挙に絞られていて、そこも身近に感じられて良かった。
最後は哲学対話で締められている。
興味を持ったのに、具体的に話すのはタブーみたいな風潮でより分からなくなってく「選挙」。生活の中で感じている「選挙」のことが話されていて、もっと身近にみんなで考えてみたいと思えた。
Posted by ブクログ
この本を手に取ったきっかけは、情報番組で「自民党がなぜ強いかをデータで分析している」「選挙とは何かを座談会形式で考えている」と紹介されていた点に惹かれたからである。
本書によれば、自民党が強い理由としては、①小選挙区制において効率的に議席を獲得できる制度構造、②公明党との選挙協力、③野党が候補者を統一できず票が分散すること、④非都市部で組織団体や保護政策を通じて基盤を固めていること、⑤政治に不満を抱えながらも与党に投票する層が一定数いること、などが挙げられている。
また、(本書の説明を踏まえつつ私の理解を交えて言えば)投票率の低さも自民党に有利に働いている。特に「選挙に行かない層の中には野党支持者が多い」とするデータも紹介されており、この点をどう評価するかは読者に委ねられている。
最終章の哲学対話では、「選挙とは何か」「選挙活動の開始をいつとみなすのか」「有権者はいつから政治家を注目すべきか」といった問いが提示される。有権者として、選挙期間中だけ政治家を評価すれば良いのか、それとももっと長いスパンで考えるべきかという問題提起には共感を覚えた。
総じて、本書は前半でデータ分析を通じて自民党の強さの構図を明らかにし、後半で哲学的な問いを通じて選挙の本質を考えさせる構成となっている。結論を押しつけず、読者に思考を促す点で、選挙への関心を深めるきっかけとなる一冊である。