作品一覧

  • 分断国家アメリカ 多様性の果てに
    4.0
    1巻968円 (税込)
    世界が驚愕したトランプ前大統領の暗殺未遂事件。しかし皮肉にもトランプの「強さ」を内外に誇示する結果となり、共和党の結束は強固なものに。  一方、バイデン大統領は現職大統領として56年ぶりの再選出馬断念を余儀なくされ、女性初の大統領を目指す黒人・アジア系のハリス副大統領を後継に指名。 「差別主義者」対「多様性の象徴」という、アメリカが直面する分断を体現する選挙戦が展開されることとなった。  ブラック・ライブズ・マター運動で広がる黒人と白人の溝、キリスト教やLGBTQ、中絶を巡る「赤い州」と「青い州」の価値観の対立、国境の街とリベラルな都市の間での不法移民の押し付け合い、ユダヤ・アラブ・アジアなど国際情勢から派生する攻防―― 多様な社会を目指してきたアメリカが、その多様性ゆえに激しさを増すさまざまな軋轢に苦しんでいる。  世界を先導してきたアメリカの民主主義と多様な社会はどこへ向かうのか。日本がその姿から学べることは何か。  全米各地を徹底取材した『読売新聞』連載「変容する米国」「米大統領選2024 論争の現場」に大幅加筆。政治家や市井の人々、不法移民など、120人以上の証言で「変わりゆくアメリカの今」を描き出す総力ルポ。

ユーザーレビュー

  • 分断国家アメリカ 多様性の果てに

    Posted by ブクログ

    アメリカの分断現状を報告した書。新聞だけでは知ることの出来ない、アメリカの実体を知ることが出来た。もちろんこの本だけでは理解できたとは言えない。
    「引き裂かれるアメリカ」を先に読み、本書で更にアメリカの分断状況を知り、理解しようとした。
    人種、LGBTQ、二大政党、不法移民、思想、宗教などの各話題がいかに根深いか。
    これから日本も労働者を増やすために外国人を受け入れざるを得ない。その後、同様の問題が起きるのだろうか?

    0
    2025年04月29日

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