世界の警察として世界各国の紛争に介入したり、移民に対して比較的寛容であったアメリカの揺り戻しが今の分断を生み出していると読み取れた。冷戦後、唯一の超大国として君臨していたものの、中国の台頭などでその立場が揺らぎつつある事や、製造業の衰退がアメリカ自身の自信を無くしている気がする。本書でも触れられていた、アメリカが内向きになっているとの表現に納得感があった。
読売新聞アメリカ総局が執筆しているので、現地の声がひしひしと伝わってくる。ニュースだけではわからない現場の空気感が知れる本書は、貴重だと思う。