作品一覧

  • 良い死/唯の生
    -
    1巻1,705円 (税込)
    「病で死ぬとしてもその時までしたいことをし、楽をするのがよい」と考える著者が、安楽死・尊厳死を「良い死」とする思考を批判的に検討。病を得、あるいは老衰のため身体や思考をうまく働かせられない人に、生きる価値がないと思わせてしまう現代社会。「留保なしの生存」を妨げる種々の規範や価値が埋め込まれているこの社会を、「生きたいなら生きられる」社会へと変えていくには何が必要か。「良い死」を追い求めるのはやめ、「唯の生」でよいではないかと呼びかける。単行本『良い死』に、単行本『唯の生』の第5章~第7章を加えて文庫本とした決定版。
  • 介助の仕事 ――街で暮らす/を支える
    4.0
    1巻825円 (税込)
    介助を得ることで自らが望む暮らしが可能となる。街で暮らすこともできるようになる。だが、現実は厳しい。数百万もの人が介助を必要としているのに、その担い手がいない。どうすればこの状況をマシにできるのか。介助に関心のある人、既にしている人、利用してみたい人、既に得ていて不具合を感じている人すべてに役立つ話をしていく。重度訪問介護という、公的介護保険ほど知られていないが重要な仕組みも解説。介護の仕事への対価の問題も含めて変えていけると説く希望の書!

ユーザーレビュー

  • 介助の仕事 ――街で暮らす/を支える

    Posted by ブクログ

    重度訪問介護養成講座での教授を通して話したことを再構成した本。
    立岩真也の本は初めて読んだが、淡々としているようでいて社会に対してとても怒っているのではないかと思った。

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    2023年12月07日
  • 介助の仕事 ――街で暮らす/を支える

    Posted by ブクログ

    立岩先生の独特の文体だけど、読みやすいし、すんなり入ってくるとこも多くて、これからも、もっとたくさん発信をしてもらいたかった。
    だけど、これまでの中からたくさんのことを受け取って、どう考えて、どう周りに受け渡していくか、そういうことの実践が問われるのだと感じる。

    0
    2023年10月22日
  • 介助の仕事 ――街で暮らす/を支える

    Posted by ブクログ

    立岩さんは、東京青い芝についてよくわかってないと思ってたけど、かなりわかってたということがわかった。

    0
    2023年07月29日
  • 介助の仕事 ――街で暮らす/を支える

    Posted by ブクログ

    「重度訪問介護従事者養成研修」で話された内容を元に話し言葉で書かれているので分かりやすい。高齢者の介護の話はよくされているが、本書はあまりよく知られていない障害者介護、しかもさらに知られていない重度訪問介護について述べられている。介護保険との差異や、この制度が作られてきた歴史。その歴史の中には1970年代からの運動の歴史なども述べられ、その運動の基盤の上に、今の制度があることを分かりやすく述べられている。障害者の援助に関わっている人には役に立つ本だと思う。

    0
    2022年04月28日
  • 介助の仕事 ――街で暮らす/を支える

    Posted by ブクログ

    「全部は無理、だから、何もしない」というのは最悪だということです。

    少しでも変えていく。大事なことは何度でも言う。変えたら次の問題がでてくる、何度言っても届かない人もいる。それでも、何もしないよりはマシだと思って続ける。長い目で見て振り返ると変わってきた歴史がある。そういうところは介助の仕事に関わらず、という部分もある。

    つい悲観的になってしまうけども、それほどでもない、ということを知る。

    0
    2021年04月11日

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