三橋さゆりの作品一覧
「三橋さゆり」の「山の向こうから水を引け!地図と地形でわかる日本の川と流域外分水」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「三橋さゆり」の「山の向こうから水を引け!地図と地形でわかる日本の川と流域外分水」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
わかりづらいタイトルのような気がしたけど、なるほど対象を正確に示すとそういうことになる。あらゆる分水や治水された河川の、その地形的特徴、施工された背景や歴史的な経緯などを仔細に示した好著。丁寧で読み応えのある解説とともに、分水界と人為によって通された流路を明記した地図も秀逸。高低差が一目でわかる良質な地形図に水路の隧道部分も描きわけて示してあるので、その治水の全貌がよくわかる。取水口や水門、ダムや円筒分水などの要衝は写真付き!の解説が付き、地図上にもプロットしてあるので、フィールドでも大変に役に立ちそう。
もともと両総用水に興味があり、関連する資料を細切れに目を通していたけど、このようなまとまった情報は見つけることができなかった。両総用水に関しては16ページくらいだけど、全ページに付箋を立つ感じ。サイフォンや揚水が多い対象なので、全体の高低差のわかる側面図?があると最高だった。とても密にまとまっていて、著者と編集者の苦労が垣間見えます。まだまだ面白い分水の事例はあるので続刊を期待。ぜんぶ買う。
Posted by ブクログ
※「読み終わった」わけではないが、目的の愛知用水パートを読んだのでとりあえず。
愛知用水の立地、歴史は簡単に触れつつ(そういう本はそもそも多くあるので)、
地形の起伏がわかる地図をベースにして取水口から配水先までのルートをわかりやすく表示しており、ポイントは写真と解説入りで追うことができる。
道路や陸上からだけでは良く分からないルートも含めて追いかけることができるので、ドローンで追いかけているかのような感覚になれる。
あるいは「ビー玉ビーすけの大冒険」と似た感覚さえ・・・言わば「水が流れている(ルートを追う)だけなので、どこか感動する」という感覚が味わえる。
あえて言えば用水路ルート全体の標高の上下が分かる縦断図があると良いなと思った。
とにかく「位置エネルギー」を大切にしており、基本的には自然流下を実現している緻密な計画が理解できると思うし、しかし谷を跨ぐとき等に所々サイフォンを使う等も理解できるのではないかと。計画段階での図面には、およその標高(10m程度ごと)が書き入れられているのでそれだけでもある程度参考にはなるのだが。
入鹿水道橋、高蔵寺ニュータウン(開発に寄与)、庄内川を渡る高蔵寺サイフォン、東郷調節池、知多半島の先端から島しょにわたる海底送水管、といったポイントもまたよく見に行きたい。
こういう本が書けるのもいいなぁ。