山本将寛の作品一覧
「山本将寛」の「最期を選ぶ 命と向き合う人々、その家族の記録(マガジンハウス新書)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「山本将寛」の「最期を選ぶ 命と向き合う人々、その家族の記録(マガジンハウス新書)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
Posted by ブクログ
日本では馴染みのない「安楽死」について知ることのできる一冊。
取材してきた他国の安楽死幇助団体や携わる医師、安楽死を人生の終わり方の選択肢に入れている人々、そして実際に著者自身がその最期に立ち会ったりと、著者が取材してきたリアルが書かれているもので、「安楽死」の在り方を訴えるような内容ではない。
日本在住の日本人で安楽死を選択された方、安楽死の権利を取得した方の取材内容も書かれており、自分には関係ない話ではなく、自分事として考えるきっかけにもなった。
実際に申請には何が必要で、費用はどのくらいかなども書かれているのも、わかりやすくて良かった。
私の家族は、癌を患い余命宣告を受けた。
痛み止めはあまり効果がなく、最後まで辛そうにしていたのをよく覚えている。
残された時間が僅かと理解はできていても、いつその時が訪れるのかわからず、それもまた怖かったと思う。
でも本書で見た「安楽死」を選択した人々は、最期となる日が決定したら、その時まで準備をして、やりたいことをして過ごし、最期の時は共に過ごしたい人と、共に心の準備を整えて迎える。
「安楽死」は、苦しさから解放される日がはっきりわかっていることと、当事者も家族も後悔のないよう準備を行えることの2点が、とても意義があることだと感じた。
「安楽死」は認められている地域でも議論は続いていたり、基準も異なっていたり、絶対的な正解が見つかることのない難しい問題だ。
日本も「安楽死」を認めないとしても、ただ認めないのではなく、「安楽死」について知り、議論をして、向き合うべき問題だと感じた。