小栗隆志の作品一覧
「小栗隆志」の「Z世代の社員マネジメント 深層心理を捉えて心離れを抑止するメソドロジー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小栗隆志」の「Z世代の社員マネジメント 深層心理を捉えて心離れを抑止するメソドロジー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
数年前に後輩ができ、その指導に当たっているものの、世代間ギャップやコンプライアンス意識の変化に伴って、腫れ物に触るように踏み込んだアクションが起こせていなかった自覚があったため、その溝を埋めるきっかけになればと思いこの本を読んでみた。
Z世代と呼ばれる若い社員の仕事対する意識の違い、つまり「組織人格」と「個人人格」のバランスの変化については、ゆとり世代に該当する私も共感できるものだったが、その割にZ世代社員との意識の乖離が目立つのは不思議だ。私自身、社会人になりたての頃は仕事よりプライベート優先で同じような考えを持っていたし、なんなら今だってそう思っている。おそらく私は経験を重ねることで個人人格優先ではあるものの、組織人格のウェイトが増加してきたのだろう。
私の個人的な感覚だと、Z世代社員は個人人格に全振りしている印象を受ける。それが悪いことだとは思わないが、組織に属することには恐ろしく向いていないので、そこをどう矯正していくべきなのか。この本ではそれに対するアプローチ方法を実例も交えて指南してくれている。会社のマネジメント層の社員の方はぜひこれを読んで実践してみてほしい。ただ、書かれているアプローチ方法の一部は、若手の指導に回すことができるくらい人材が豊富であることや、社員教育の予算が潤沢でないと簡単に出来そうにないものもあるので、もう少し中小に寄り添った対策にも焦点を当ててほしかった。
いずれにせよ、今の時代の若者は転職活動に抵抗が少なく、そもそも今勤めている会社を通過点、言い方は悪いが自分のキャリアのステップアップとしての踏み台くらいにしか思っていない、という大前提があり、ひとつの会社に繋ぎ止めるには個人と組織との一体化、会社に対する信頼感、つまり「We感覚」を持ってもらうこと。こういう書き方をすると、なんか宗教みたいに盲目的に崇めるみたいな構図が想像できるけど、何かを継続・定着するって結局はそういうことなのかもしれない。そういう境地に至らせることがマネジメント側の最高到達点だということだろうか……
Posted by ブクログ
人事コンサルタントを経験してきた筆者による本。入社間もない頃から戦力化してきたタイミングにおける若手社員のマネジメントのあるべき姿を語る。
「いいこと言ってるな」と思いつつも、疑問が浮かんでくることも多かった。「Z世代」の傾向を各種調査から導き出しているが、よくよく考えてみれば今50代の自分が新入社員の頃の考え方とあまり変わらない。ただし、世の中全体は確かに変化してきている。「今時の若い者は」は古代から変わらないもので、世代が違えば価値観も当然違ってくる。そして価値観が異なるのは若手対ベテランたけの問題でもない。世代ごとの傾向は大まかにはあっても、個人差が大きいということが念頭にないと。
仕事への動機づけやステップアップの仕組みづくりも同様。多様な価値観、能力の人達を一律で同じ(教科書通りのような)研修をさせても、働く側からはそれは簡単に見透かされてしまう。
筆者が繰り返し言及している通り、「集まった人を一つの方向に進める」マネジメントの本質は昔から変わっていない。読んだ感想総括は「Z世代の」というタイトルは不要なのでは、ということ。