作品一覧

  • 私は十五歳
    5.0
    1巻1,870円 (税込)
    自国では迫害の恐れ、そして命の危険があるために、安心して暮らしたいと願って日本へ来た家族。しかし日本で難民として認められず、しかも在留資格も認められずに「仮放免」となってしまいます。この家族に高校生のアズ・ブローマさんがいます。ブローマさんは「仮放免の子どもたちの絵画作文展」向けに「私は十五歳」という作文を書きました。「仮放免」は生活が制限されているために、ごく普通にできることもできないのです。例えば働くことも、また自分の住んでいるところからの移動などです。この作文ではそのような普通のことが「自分の夢」として語られています。この絵本を通して「仮放免」というものに関心を寄せていただきたく出版することとしました。
  • くまと かきの み
    3.5
    1巻1,870円 (税込)
    この絵本は、2017年7月5日に九州北部豪雨で被害を受けた 福岡県朝倉市杷木志波 (はきしわ) ・平榎 (ひらえのき) 地区が舞台になっています。 著者が現地の方との出会いを通じ、滞在し、子ども達や地域の方々と語り合い、その中で物語が生まれていきました。 人は生きていく中で、思いもよらない不安や絶望・突然の痛みに出会うことがあります。一人ではどうにもならないと感じてしまうこともあるでしょう。 そんなとき、だれかとの「出会い」に支えられ、新しい物語が紡がれていく。そしてまた新しい出会いが起きる。まるで星を辿り、航海をするような。 くまとかきのみの物語を通して、ともに寄り添い、感じ合あうことを改めて、あなたと分かち合いたいと思っています。 この物語があなたを支える心の杖となりますように。

ユーザーレビュー

  • 私は十五歳

    Posted by ブクログ

    「仮放免」を知っている日本人がどれだけいるか。でも、もしかしたら、世界では「アパルトヘイト」並みに「Karihomen」が知られているのかもしれない。当の日本人が知らないだけで。
    私はなぜか仮放免制度のことを知っていた一人でしたが、この文章が15歳の少女の作文であるという事実を知り、何の落ち度もない子どもたちの「不運」と、この絵本が世に出ることの意義を思いました。あれだけの反対があっても入管法が改悪されたのですから、ちょっとやそっとのことで現状が改善されるとは思えませんが、この本を手に取る人が増え、話題になり、空気が変わったら、ひょっとするとが起こるかもしれない。できるだけ多くの方に手に取って

    0
    2024年09月11日
  • くまと かきの み

    Posted by ブクログ

    大雨で家が壊れてしまったくまと、仲間の元に帰りたい柿の実。
    ところが柿のふるさとも大雨でなくなっていました。
    わんわん泣くかきを落ち着かせるため、くまは自分の懐に抱きしめて、一緒に眠りにつきます。
    二人の新しい家は見つかるのでしょうか。

    柔らかいタッチで描かれた優しい絵だけれど、同時に大雨で崩れてしまった山の被害も写実的に描かれ、このバランスが絶妙。

    この絵本の元になったのが、2017年に起きた九州北部、朝倉市杷木志波(はきしわ)・平榎(ひらえのき)の大雨被害。
    悲惨な被害に負けずに、復興を成し遂げようとする人たちの諦めない気持ちが、くまとかきのみの旅に重なります。

    あとがきのページにあ

    0
    2024年09月17日
  • くまと かきの み

    Posted by ブクログ

    10歳1ヶ月の娘に読み聞かせ

    表紙絵に惹かれて。

    くまとかきのみという
    不思議なコンビ

    でもお互いに良き相棒になって
    くまが柿の実を抱いて寝るシーンが好き。

    どのページに絵も
    惹かれる。素敵。

    0
    2025年06月16日

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