チョン・ハナの作品一覧

「チョン・ハナ」の「親密な異邦人」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 親密な異邦人
    3.8
    1巻2,090円 (税込)
    7年間小説を書けずにいる小説家――「私」は、目にとめた新聞広告に衝撃を受ける。そこには、「この本を書いた人を探しています」というフレーズと小説の一部が掲載されていた。その小説は、「私」がデビューする前に、誰にも知らせずに投稿していた作品だったのだ。事情を調べ始めた「私」は、謎の多い女性「イ・ユミ」に辿り着き、彼女の人生を追うことになる。 ある時は、キラキラした女子大生。ある時は、評判のいいピアノ教師。ある時は、センスのある大学講師。ある時は、優しい医師。またある時は、ーー。 虚像で塗り固めた幾重もの仮面の裏から徐々に表れる真実の素顔。

ユーザーレビュー

  • 親密な異邦人

    Posted by ブクログ

    ドラマも見たけど、ドラマとは違うものとして読みました。
    もうなんかすごい人生をとしか言いようがない主人公ユミ。
    どうやったらそんなに起用なことができるのか、色々うまくなりきれるのか、ほんとうに不思議だ…。


    0
    2024年10月27日
  • 親密な異邦人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    原作「親密な異邦人」ドラマ「アンナ」(アマプラ、ディレクターズカット版)面白くてどちらも一気見。8話しかないので無駄なく没入感MAXでした。
    "些細な嘘から始まり全く別の人生を歩み始める女性のストーリー"

    ✏︎✏︎✏︎原作あらすじ

    まず登場するのは書けなくなった女性作家。

    ある日彼女は新聞を見て驚く。若い頃近所の印刷所に頼んで二十部だけ刷ってもらった自費出版『難破船』。その一部が載っており、「これを書いた人を探しています」という広告があった。

    会いに行ってみると、相手は二十代前半か半ばの女性で、「これは半年前に失踪した夫が書いたと言っていたものです」と本を差し出す。

    0
    2025年10月17日
  • 親密な異邦人

    Posted by ブクログ

    “ワンピース、靴、バッグ、コスメ、そんなものが人生を変えてくれると本気で思っていたなんて、本当に愚かですよね。私は夫も子どもも信じていませんから。信用できるのはワンルームマンション、これだけです。”(p.58)


    “私は嘘をつく時の気分を知っている。自らを真実から排除し、嘘つきの烙印を押し、暗くじめじめした自己嫌悪の沼に閉じ込めた時に感じる、小さな快感も知っている。”(p.190)


    “私が母に対してそうだったように、あの子もすぐに私のことを忘れるだろう。”(p.201)

    0
    2025年04月11日
  • 親密な異邦人

    Posted by ブクログ

    嘘をつき続ける。本当の自分から逃げるため。「本当の自分」自体がもはや虚像なのに、空虚な自分を直視しないために過去も性別もそして日記ですら嘘をつく、彼女いや彼の足跡を追いながら空の自分に気づいてゆく物語。一度 空であることを認めないと満たせない。

    0
    2025年09月28日
  • 親密な異邦人

    Posted by ブクログ

    ずっと嘘をついているのは相当しんどいだろうなと思っていたら「ずっと変わらぬ切実な願いはただ一つ、本物の自分は誰なのかを忘れることだった。変装と嘘のほうが実物だと言じ込む錯乱状態に陥ること。」(この言葉ももう信じられないけど)とあって、思っているよりはるかに重症だった。あの時のあの嘘からここまで嘘で固められた人生になるとは…。

    0
    2024年12月03日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!