配信予定・最新刊

作品一覧

  • 平安助産師の鬼祓い【電子特典付き】
    4.0
    1巻726円 (税込)
    ――少女は、その目で鬼を視て、その手で命を紡ぐ――  彼女が関わるお産は安産になる……「産神の祝福を授ける助産師」と評判の少女・蓮花は、体の内外に蠢く微細な「鬼」が視える特異体質の持ち主だった。  その評判から異例の抜擢を受け、蓮花は帝の子を取り上げるため、気性が激しいと噂の女御に侍ることに。 鬼は視えるが祓う力は無い彼女は、とあるお産で鬼を退けてくれた安倍晴明と名乗る陰陽師の青年を思い出す。 意を決して陰陽寮を訪ねるも、彼は蓮花にある条件を出してきて…。  鬼を視る助産師の少女が、命と歴史を紡ぐ平安医療ファンタジー! ※特典として、書き下ろしショートストーリー【蓮の花と夏の約束】を収録しています。
  • 皇宮軍人の花嫁女官
    NEW
    3.0
    1巻836円 (税込)
     触れた相手を安らぎに導く不思議な手を持つ撫子は、どんな子どもも眠らせるという評判から子守りとして男爵家に勤めていた。けれど孤独な身の上で、幼い頃から愛されることを知らなかった。  ある時、勤め先の主人に迫られていたところを皇宮軍人・朝霧優雅に助けられる。撫子の力を知ることとなった優雅に、「厳しい教育で心を患ってしまった帝の御子――幼い東宮さまの心を癒やしてほしい」と頼まれ、撫子は彼と契約婚を交わして女官として宮廷に上がることに。  新参者への風当たりは強いものだったが、宮中の文化に戸惑いながらも、ひたむきに仕事に励む撫子。その行動が、閉鎖的だった東宮御所にやがて新風をもたらしていく。  当初は東宮のための任務と割り切り、「妻としての役割は求めない」と言っていた優雅も、徐々に撫子に惹かれていって――。  愛を知らない少女と不器用な軍人の、帝都宮廷ロマンス!

ユーザーレビュー

  • 平安助産師の鬼祓い【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    超然とした晴明様を見ることが多い中、過去に縛られつつも優しく、蓮花のために足掻くまだ伸びしろのある未熟な青年として描かれた晴明様(寧ろ晴明君と呼びたい)に好感が持てた。
    また助産師として奮闘する頑張り屋の蓮香も応援したくなるし、彼女がお世話することになる女御も姉御肌のようで弱いところもある魅力的なキャラ。
    賀茂家の人たち含めて、メインキャラがとにかく好感持てて、とても楽しく読めました。
    後半は敵の陰陽師からの呪いでハラハラする展開もあり、本格的なお産のシーンもあり、見どころも満載。
    素敵な物語でした。
    書き下ろし特別ストーリーも、ほっこりできてオススメです。
    義父様が大変そうだけれども……

    0
    2024年07月25日
  • 皇宮軍人の花嫁女官

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主役二人の不器用な恋物語よりも窮屈な生活に押し込められていた東宮が年相応の無邪気さを取り戻す物語として読んだ気がする。
    「大事なのは大人(周り)の意見ではなく、東宮の意志」(要約)と主役二人が貫き通していたから余計に。
    東宮をそこまで追い込んだ人も本当は東宮を思っていた部分もあったと、悪役にも同情するべき点があって憎みきれなかったのも後味が悪くならずによかった。
    寧ろ女性だらけの皇宮の派閥やらいじめやらの方がいらいらしたかも。
    いつの世も、どんな世界でも、女性たちのいじめは陰湿ですなあ……

    0
    2025年11月26日

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