【感想・ネタバレ】平安助産師の鬼祓い【電子特典付き】のレビュー

あらすじ

――少女は、その目で鬼を視て、その手で命を紡ぐ――

彼女が関わるお産は安産になる……「産神の祝福を授ける助産師」と評判の少女・蓮花は、体の内外に蠢く微細な「鬼」が視える特異体質の持ち主だった。
その評判から異例の抜擢を受け、蓮花は帝の子を取り上げるため、気性が激しいと噂の女御に侍ることに。
鬼は視えるが祓う力は無い彼女は、とあるお産で鬼を退けてくれた安倍晴明と名乗る陰陽師の青年を思い出す。
意を決して陰陽寮を訪ねるも、彼は蓮花にある条件を出してきて…。
鬼を視る助産師の少女が、命と歴史を紡ぐ平安医療ファンタジー!

※特典として、書き下ろしショートストーリー【蓮の花と夏の約束】を収録しています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

超然とした晴明様を見ることが多い中、過去に縛られつつも優しく、蓮花のために足掻くまだ伸びしろのある未熟な青年として描かれた晴明様(寧ろ晴明君と呼びたい)に好感が持てた。
また助産師として奮闘する頑張り屋の蓮香も応援したくなるし、彼女がお世話することになる女御も姉御肌のようで弱いところもある魅力的なキャラ。
賀茂家の人たち含めて、メインキャラがとにかく好感持てて、とても楽しく読めました。
後半は敵の陰陽師からの呪いでハラハラする展開もあり、本格的なお産のシーンもあり、見どころも満載。
素敵な物語でした。
書き下ろし特別ストーリーも、ほっこりできてオススメです。
義父様が大変そうだけれども……

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2024年07月25日

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