作品一覧
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4.0☆米国の投資家から評価される「良い会社」とは? 本書では米国の投資家の視点から、企業のマネジメントと長期投資家の双方にとって「良い会社」とは何かを解説します。 著者は、米国在住で投資ファンドのアナリスト等を歴任した日本人。日本で公認会計士として監査法人でコンサルティング業務を務めた後、シカゴ大でMBAを取得して米国のシカコに拠点を持つ長期投資ファンドでシニア投資アナリストとして企業の価値評価を行なってきました。 米国の長期投資ファンドの視点では、高いリターン(高ROE)を長期的に生み出すことが期待できる会社を「良い会社」もしくは「クオリティの高い会社」と定義して投資を行ない、そうした手法はクオリティ投資ともいわれます。 その思考法は、昨今の日本でも「低PBR改善」の流れから「ROEを高める経営」が再注目されている潮流と一致し、投資家、株式市場の関係者、一般事業会社のマネジメント層が、「良い会社とは何か」を探り、投資対象を発掘したり、自社の経営改善に役立てたりするために必読の一冊となっています。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分の勤める会社の将来を案じて手にとってみた。
この手の本は大きく3パターンに分類できると思ってます。
1. 知ってることしか書いてない。つまらん。
2. 自分のちょっと知らないことが混じっている。いい勉強になる。
3. 自分の知らないことばかりでなんだかわからん。
あえて言えば、あとはそもそもトンチンカンなことしか書いてないものもある。
この本で言えば、1と2の間な感じで割と良かったです。
前半は投資家がどういう目線で見るかを書いている。ROEは高い方がいいというのはよく株の本で書いてもあるが、それは肯定しつつも、そんな単純じゃないとやんわりと否定している。株、投資の本で少しだけ学んだ