作品一覧

  • 平等と効率の福祉革命 新しい女性の役割
    5.0
    1巻1,848円 (税込)
    キャリアとジェンダー平等を追求する女性と,性別分業に従う女性との間で広がる格差.価値観・学歴の似た者同士が結婚する結果,世帯間の格差が増幅し,社会の効率性が下がり,さらには世代を越えて格差が継承されてしまう.どうすればこの流れを転換することができるのか.比較福祉国家論の第一人者による提言の書,待望の文庫化.

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  • 生活保障システムの転換 〈逆機能〉を超える
    4.0
    1巻5,060円 (税込)
    この国の生活保障システムは人びとの命と暮らしを脅かしている.所得再分配後に貧困が深まるという〈逆機能〉の存在を指摘してきた著者が,歴史の検討と各国との比較を通じて「男性稼ぎ主」型システムの問題点をあぶり出し,社会のしくみを歪めたアベノミクスとコロナ対策を徹底批判.転換の方途を提言する.

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ユーザーレビュー

  • 平等と効率の福祉革命 新しい女性の役割

    Posted by ブクログ

    大変面白かった。北欧型の福祉社会や、女性の社会進出などに興味のある人は一読しても良いと思う。
    女性の革命、多分日本風に言えば社会進出は、高い教育を受けた女性によって先導されてる状況であって、それが全ての女の人に行き渡らなければかえって、いわゆるパワーカップルテーマみたいな社会的な不平等を生み出す源泉となってしまう
    また世代連鎖も起こりやすいためさらにそうした問題が起こりがち

    女性が働くことによるGDPの増加は、保育所など女性の就労支援に投入される金額を上回り、また、幼児期に保育を受けさせる効果はその後の人の学力向上などを通じた稼得力の向上により十分にもとがとれる。
    (引用論文まで追えてないが

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    2024年03月31日
  • 生活保障システムの転換 〈逆機能〉を超える

    Posted by ブクログ

    特に平成以降の社会保障制度を上手にまとめているように感じた。
    政権ごとの社会保障政策が丁寧に記述されている。

    「男性稼ぎ主」を前提に社会保障制度が設計されているがため、不利益を被る属性があるという。そうなのかもしれないなぁとは思う。

    興味深い本だったが、星を5個にできないのは、素直に同意できない点があるから。

    ところどころ政府統計が引用されている。
    それらの一部の実施にかつて携わった経験から言えば、結果にご不満があるなら、実施する側を経験してからにしてくれないかなぁとは思った。
    生活実態をきちんと把握することの難しさをご理解いただけているかなぁというか。

    0
    2025年07月24日

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