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  • 生命活動として極めて正常
    3.9
    1巻1,705円 (税込)
    「男ばかりの老人ホームで、姫として君臨するおじいさんが、全然なびかないおじいさんを落とそうとする話」、「人が死んでも、書類がどんどん発行されて出来事が流れるように処理されていく会社の景色の話」、「顧客としての人間が評価されるシステムができたという未来の仕組みの闇に取り込まれた青年の話」……。誰も考えなかった「if」の世界が、ここにある。カクヨム発! 抱腹絶倒の後、強烈なオチが待ち構える珠玉の短編集。

ユーザーレビュー

  • 生命活動として極めて正常

    Posted by ブクログ

    老ホの姫だけもう何回も読んでしまう。
    短編集でそれぞれ全く違う世界観でどれをとっても面白いけど、特に老ホがいいですね。

    老人ホームで姫の座をかけて爺たちが戦うって話で、想像するとただの地獄絵図!奇妙な話なのにアイドルは渡さないと粘る現姫と新生アイドル候補がラストに一騎打ちするのが意味わかんないくらい面白い。

    あとは踊れシンデレラもかなり良かった。
    舞踏会でのダンスを甲子園に見立てて、シンデレラがめっちゃ練習するって話。
    魔法使いが踊りの特訓を勝手にやってて、シンデレラが高校球児みたいな返事しかしない。
    ちょうどいま甲子園やってるからタイムリーですね。
    地元で何故か練習に勝手に付き合ってくる

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    2025年08月08日
  • 生命活動として極めて正常

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どれも来なかったであろう近未来を描いたSF作品が多く、デッドパンな文脈がシュールで面白いし、世にも奇妙な物語っぽい。

    「バズーカ・セルミラ・ジャクショ」はある種一番SFっぽく、星新一のような雰囲気。
    長編になる「老ホの姫」も近未来の話で、Y世代が老人になる頃には老人ホームでモー娘。やEXILEが流れているのでは?という仮説を具現化したようなストーリーで、同時に"姫"という概念までもが老人世代に継承されているというものである。オチも良い締まり。
    書き下ろしとして収録されている「命はダイヤよりも重い」が気に入った。ドラマを見ているような気分になるし、シリアスとギャグの塩梅が程

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    2024年11月30日
  • 生命活動として極めて正常

    Posted by ブクログ

    奇想のSF短編集。ギャル、老人、体育会系、AI、既存の価値観、それらが混じって逆転しながらストーリーが進みます。超展開でありながら読ませる技術が確かにある。異色短編、奇想のSFが好きな方におすすめしたい刺激的な一冊。これは面白かったです。

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    2024年07月02日
  • 生命活動として極めて正常

    Posted by ブクログ

    短編集。ずっと軽く読んでいたのに最後の「命はダイヤより重い」が刺さった。人を轢くたびギャル短歌が淡々と書かれて主人公の感情が見えてこないからこそラストが際立って良かった。
    ほか、「老ホの姫」「手のかかるロボほど可愛い」が好き。

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    2025年10月03日
  • 生命活動として極めて正常

    Posted by ブクログ

    玉石混交って感じ?
    面白くないのかと思ってると、次には爆笑してるんだが
    ギャル短歌やばい
    明日は我が身っぽい、「老ホの姫」はむしろ入所した時の立ち回りの仕方を教えてもらった感じ

    0
    2025年08月21日

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