作品一覧

  • 撤退戦 戦史に学ぶ決断の時機と方策
    3.0
    ガリポリ(WWⅠ)、ダンケルク(WWⅡ)、スターリングラード(WWⅡ)、ガダルカナル、インパール、キスカ‥ 各戦地において、政府と軍統帥機関、そして現場指揮官が下した決断と背景との因果関係・結果を分析。 窮地から脱するための善後策を探る―!
  • ランド・パワー原論 古代ギリシアから21世紀の戦争まで
    -
    1巻4,400円 (税込)
    【勝敗を決する陸上戦力運用の論理を多角的に解説】  陸地は海・空と違い占有が可能であり、戦争の最後の勝敗を決するのは陸上戦力と位置づけられる。空、宇宙、サイバー空間支配の重要性が高まっているが、ウクライナ危機に見られるようにサイバーの前哨戦を終えた後はやはり地上の支配をめぐるランド・パワーの戦いとならざるを得ない。それゆえ、ランド・パワーは人類が永遠に追い求め、守る対象なのである。経済安全保障をはじめとする安全保障論議が身近なものとなっている日本においてもランド・パワーに関する知識は国際政治を理解するうえで欠かせない。本書は、古代ギリシア、第一次世界大戦、第二次世界大戦、ヴェトナム戦争、イラク戦争などの戦争を題材に、軍事ドクトリン、ロジスティクス、インテリジェンス、連合・統合作戦、国民総武装、水陸両用戦争・作戦、エアランド・バトル、デジタル化などからランド・パワーの本質に迫る。

ユーザーレビュー

  • 撤退戦 戦史に学ぶ決断の時機と方策

    Posted by ブクログ

    新聞の書評で紹介。

    第一次世界大戦から朝鮮戦争までの撤退戦に関する考察。
    事実が記載されているが、各戦記ごとに著者の考察があればさらに面白くなると思う。

    0
    2023年05月29日
  • 撤退戦 戦史に学ぶ決断の時機と方策

    Posted by ブクログ

    ガリポリ、ダンケルク、38度線、スターリングラード、ガダルカナル、インパール、キスカ、沖縄戦、ノモンハン事件のフイ高地の9件の撤退戦の事例を淡々と解説する。成功や失敗の要因についつの著者の考察といったものはほぼないが、史実について学ぶところがあった。特に撤退を言い出すことや決断することの勇気や、その判断のため必要な幅広い能力について認識した。

    0
    2023年03月31日
  • 撤退戦 戦史に学ぶ決断の時機と方策

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    現代史の中での撤退戦の史実を上げて、指導者と現地指揮官の決断の観点から論じている。日本軍の太平洋戦争の撤退への決断の遅さも酷いが、著者の褒める英米も優れていたとは言い難いと思う。スターリングラードは撤退できなかった例だが、観点が異なるのではないか。
    いずれにしても、撤退の決断の苦しさは、自らの失敗を認めることでもあり、どこで見切りをつけるのかの問題であり、かつ現代では官僚機構の責任問題でもある。
    戦国時代や欧州の絶対王政時代なら決断し、その成否を引き受け責任を取る人が同じだったのでここまで面倒ではなかっただろう。
    官僚としての軍人が、命令の遵守とは別にその命令の内容を考え場合によって自らの責任

    0
    2022年12月06日
  • 撤退戦 戦史に学ぶ決断の時機と方策

    Posted by ブクログ

    近現代の撤退戦を解説した書。
    防衛畑の人の為、戦術的記述は専門的でわかりにくいところもあるが、要は負け戦においてどう判断するか、というのがポイント。筆者も後書きで書いているがトップから現場までが同じ認識を持つこと、失敗したときのオルタネートプランの準備、現状を正しく受け入れることなどの重要性が浮かび上がってくる。これはビジネスやシステム変更作業にも通じる。

    0
    2022年11月16日

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