磯良一の作品一覧
「磯良一」の「びんの悪魔」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「磯良一」の「びんの悪魔」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ハワイ島に住んでいる男、話の中ではケアウエと呼ばれる水夫の世にも不思議で力強い物語。
彼はサンフランシスコで、美しいお屋敷に住む男から一ぴきの小鬼が入っている瓶を買った。その瓶は、寿命を延ばす以外は持ち主の願い事をなんでも叶えてくれるという。ただ一つの欠点は、瓶を売る前に持ち主が死ぬと永遠に地獄の炎で焼かれるということである。しかも、自分が買った時より安くしなければ売ることが出来ない。
瓶のおかげで、ケアウエは、ハワイに庭付きの立派な家を持ち、その後、瓶を水夫仲間のロパカに売って、幸せに暮らしていた。ある日、ケアウエは友人宅からの帰り、浜辺で美しい娘コクアと出会い、二人は恋に落ち、結婚する約束に。はしゃぐケアウエだったが、お風呂に入って自分の体に、伝染病ーそれも不治の病ーの印を見つけしまう。ケアウエは愛するコクアと結婚するために、小鬼が入った瓶を探しに出かけて・・・
この後は、とても面白い展開になっていく。
短編なのに、読み応えがあった。
後半は、ケアウエとコクアの愛ゆえの行動の力強さと、一方で不安に押し潰されジリジリしていく人の弱さが描かれる。
新型コロナウイルスの報道が連日続くこの頃、私はケアウエとコクアの不安と孤独をヒリヒリと感じた。
Posted by ブクログ
何でも願いを叶えてくれるけれど、
奇妙な決まりのあるびん…。
貧しいが勇気と行動力をもつ男、ケアウエ。
彼はある日サンフランシスコの港町を散歩しているととある老人に出会う。老人は立派な家に住んでいるのに大きなため息をついていた。その理由を問うと、何とか小さなびんを所有していることが原因だという。
実はそのびん、奇妙で厄介なルールがあり、色々な人の手を渡ってきたものだった。
そのルールとは…
ーこのびんは必ず、買った値段より安い値段でしか売ることができない。買ったときと同じ値段で売ったら、もとの持ち主のところへ戻ってくる。
そしてびんを売る前に持ち主が死んでしまうと、その人は永遠に地獄の炎で焼かれるというとてつもなく恐ろしいもの。ー
ケアウエは若干騙されたかたちで老人からびんを譲り受ける。そのびんで立派な家を建て、すぐにびんを友人に売る。そしてその後運良く美しい妻も手に入れて、順風満帆に見えたケアウエの人生に翳りが見え始める…
果たしてケアウエの運命はー?
感動したシーンは、夫妻のお互いを想って密かに行動し合うシーン。
ケアウエはびんを売り妻を得て幸せの最中、伝染病を患い、びんを再び買うために在処を探し続ける。そしてたどり着いたびんは、既に価格が下落し1セントでしか買うことができなくなっていた…つまりもう他人に売ることはできない…それでも愛のためにびんを買う。この後夫妻が背負ってしまった災難をお互い責め立てることもなく、受け入れ、解決策を探し続ける姿勢に胸が熱くなった。
他人を思いやる優しさを子どもに教えるときに、
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