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  • 北朝天皇研究の最前線
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    天皇を理解するうえで重要な一時代である南287北朝期について、戦前における南朝方の評価、戦後の足利尊氏再評価による室町幕府研究の進展をへて、ようやく光があたった北朝天皇の政治的役割や存在意義を捉え直す!

ユーザーレビュー

  • 北朝天皇研究の最前線

    Posted by ブクログ

    分立した皇統が統一される過程、光厳天皇から後花園天皇までの北朝天皇に関する近年の研究成果がまとめられた一冊。研究史や各論点も分かりやすい内容だった。

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    2025年01月21日
  • 北朝天皇研究の最前線

    Posted by ブクログ

     最近何度も言っているが、室町時代研究が熱い。両統迭立の時代から南北朝時代にかけては皇位継承を巡って天皇家の対立が続いた時代であり、大きくは持明院統と大覚寺統、さらに北朝内では崇光流と後光厳流とが正統を巡って争った。
     本書は、北朝天皇、光厳、光明、崇光、後光厳、後円融、後小松、称光そして後花園の8名の天皇を取り上げ、また義満、義持、義教等室町殿との関わりに焦点を当てていく。

     特に興味深かったのは、
    〇第六章「北朝は、室町幕府の”傀儡政権”だったのか?」
      本章では、北朝と幕府の関係を巡る研究動向が紹介される。北朝の政治構造や訴訟制度の解明などの研究成果により、佐藤進一の権限吸収論、室町

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    2023年11月28日

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