水野智之の作品一覧
「水野智之」の「北朝天皇研究の最前線」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「水野智之」の「北朝天皇研究の最前線」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
最近何度も言っているが、室町時代研究が熱い。両統迭立の時代から南北朝時代にかけては皇位継承を巡って天皇家の対立が続いた時代であり、大きくは持明院統と大覚寺統、さらに北朝内では崇光流と後光厳流とが正統を巡って争った。
本書は、北朝天皇、光厳、光明、崇光、後光厳、後円融、後小松、称光そして後花園の8名の天皇を取り上げ、また義満、義持、義教等室町殿との関わりに焦点を当てていく。
特に興味深かったのは、
〇第六章「北朝は、室町幕府の”傀儡政権”だったのか?」
本章では、北朝と幕府の関係を巡る研究動向が紹介される。北朝の政治構造や訴訟制度の解明などの研究成果により、佐藤進一の権限吸収論、室町