寺院の霊獣や動物との関わり、由来を分かり易く紹介。
序章 仏教と動物
第壱章 陸の生き物・・・ネコ、ゾウ、タマムシなど、20種。
第弐章 水辺の生き物・・・コイ、サバ、ハマグリなど、13種。
第参章 空の生き物・・・クジャク、スズメ、キジなど、14種。
第肆章 霊的な生き物・・・迦楼羅、白澤、迦陵頻
...続きを読む伽など、13種。
もっと知りたい!動物の話①~③
取材協力一覧、主な参考文献、写真クレジット有り。
寺院での、生き物たちとの由来や伝承、説話を説明し、
仏教では、これだけ多くの生き物が関わっているということを
しみじみと認識させてくれる内容です。
身近に自然があった、日本人。自然の中に身を置く、生き物たち。
生き物たちを恐れ、敬っていた、人々。
一方、経典の中の説話に多くの生き物たちの姿がある、仏教。
日本で仏教が人々に馴染んでいったのも、生き物たちの姿が
影響したのかな~と考えてしまいました。神仏習合も同様に。
仏の使い、乗り物である姿は、涅槃図、像、彫刻、画像に。
授与品や絵馬、伝統行事にも表れます。
平易な文章と味があるイラストで、広く浅くだが、分かり易い。
あちこちに散りばめられた説話は、経典伝来の話の他、
弘法大師などの日本の仏教での説話も。また、左甚五郎の話は、
結構あちこちにあるんだなぁと、興味を広げてくれました。