作品一覧

  • 教育投資の経済学
    3.6
    1巻1,320円 (税込)
    ●データに基づき、最適行動・施策を考える  「子どもの教育」というと、親が自分の経験値で語ったり、周りの情報を鵜呑みにして行動してしまうもの。そういった「思い込み」を排し、根拠に基づいた論理的分析で結果を導くために、経済学を活用する。現在、様々なデータを入手することが可能になり、企業などでもエビデンスベースで課題解決をするケースが増えている。教育現場でもこのデータをもとにした議論が活発化している。   ・多くのデータが積み上がり、日本でのデータや分析事例も増えてきた。海外の研究はもとより、本書は日本の分析も多くあるのが特徴。 ・コロナ禍によって、家庭学習やICT教育が増えた。その影響などについて、可能な限り分析を試みている。 「学歴はデータ的に優位なのか」「家庭の役割はどれだけ必要なのか」「ゆとり教育は有効だったのか」など、読者の興味に適う内容。

ユーザーレビュー

  • 教育投資の経済学

    Posted by ブクログ

    とても読みやすく、整理されていた。教育という目に見えにくいことを、モデル化して捉えることで効果向上に取り組みやすくなると思います。

    0
    2024年06月14日
  • 教育投資の経済学

    Posted by ブクログ

    「教育」を経済面に特化して論じている。
    ・教育のリターンを計測する
    ・全国学調はホントに何のために
    ・実感として間違いなく
     クラスサイズは小さい方がいい
    ・賃金の是正はいいから業務の精選を

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    2025年04月05日
  • 教育投資の経済学

    Posted by ブクログ

    学力の経済学が面白かったから読んでみたけど、専門性が高くて難しかった。
    ただ文章は論理的な構成で、さすが研究者って感じ。

    だけど「~という関係から~の可能性があるが、~の視点から見れば~可能性もあるため、それは必ずしもは観察されないようです」
    みたいな文章ばっかりで、どっちやねん!と突っ込みたくなる。
    もちろん学者である以上断定出来ないのは分かるんだけど、新書である以上、一般の人でも使えそうな知識を多く載せて欲しい

    使えそうな知識一覧
    ・大卒高卒とシグナリング理論(大学に行くリターンが行かないリターンよりも低い人は、大学に行かない選択をとる)
    ・日本のジニ係数と相対的貧困率について
    ・クラ

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    2024年08月31日
  • 教育投資の経済学

    Posted by ブクログ

    教育投資を評価することが大変難しいということがよく分かる一冊であった。
    本書では「可能性がある」や「かもしれない」が多用されており、素人の読者としては新しい視点を得ることはほとんどできなかった。
    とりわけ疑問であったのが、
    「第1章で教育は投資であることと学校教育の役割を説明し、第2章で家庭と学校教育がスキルを形成する(人的資本を蓄積する)うえで重要であることを説明しました。」
    とある。素朴に読めば、教育は経済合理性に基づく投資であり、学校教育で人的資本が蓄積されるのであろう。ところが、第4章で奨学金について扱っている節があるのだが、奨学金返済の延滞者の数を挙げるとともに、「延滞理由で最も多い

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    2025年09月13日
  • 教育投資の経済学

    Posted by ブクログ

    教育経済学の専門家による、教育に関して経済的視点で分析するにあたっての基礎的事項をあまとめたもの。教育経済学で学ぶ者にとっては、その研究の前提となる今までの研究やデータが豊富に示されており役立つと思うが、素人が読むには、結論が曖昧で、しくっりこない箇所が多かった。極めて学術的な本。
    「(生涯賃金)男性大卒で約2億9000万円、高卒で2億6000万円、女性大卒で2億4000万円、高卒で1億9000万円のようです(ユースフル労働統計2021)」p18
    「シグナリング理論に基づくと、働き手の生産性を区別できる手段が大学以外に存在すれば、大学は重要ではないと言えます(シグナリング;出身大学で人物評価す

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    2024年11月12日

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