作品一覧 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 新着順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 ミミズの農業改革 4.0 学術・語学 / 理工 1巻3,300円 (税込) 地面の下で、無数の土壌生物が蠢いている。土は、彼らの活動の痕跡が幾重にも刻み込まれることで維持されている複雑な構造物だ。もし土壌生態系が失われれば、土もただの砂に戻っていき、やがて失われてしまうだろう。なかでもミミズは、土壌生態系において「生態系改変者」に位置付けられ、その生態系にいるかいないかで風景を一変させてしまうほどの影響力を持つ。落ち葉と土を旺盛に食べ、糞は団粒に、トンネルは排水路になる。その痕跡は長く土に残り、土壌生物や植物に恩恵をもたらしている。土壌生態系は長い間土を維持してきた。しかし、人が農耕によって土に介入し始めると土壌劣化が始まった。20世紀以降は特に急速に劣化が進んでいる。著者曰く、その原因は農薬だけでなく、農業の基本とされる耕耘にもあるという。土壌生態系を維持するには、耕してはいけないのだ。では、耕さない農業は可能なのだろうか。著者は、自身の実験農場で「不耕起・草生」の農業を実践している。その農地では、耕していないのに土が柔らかくなり、化学肥料を与えていないのに土壌の栄養塩の循環が増える。これらの変化は、土を生態学の視点で捉えることで説明できるという。ミミズをはじめとする土壌生態系と作物を共存させる、これからの再生型農業を提案する書。 試し読み フォロー 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 金子信博の詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> ミミズの農業改革 学術・語学 / 理工 4.0 (2) カート 試し読み Posted by ブクログ ミミズコンポストの参考に読んだ。 土壌生態学による不耕起栽培についての検証。窒素リン、有機栽培、EM菌、福島の除染の話も。 趣味の庭先コンポストは、確かに廃棄物の下水処理の量からしたら誤差かも。考えるきっかけぐらいにはなっている?少なくともこの本を手に取るぐらいの。 0 2024年07月22日 ミミズの農業改革 学術・語学 / 理工 4.0 (2) カート 試し読み Posted by ブクログ ミミズの重要性がわかる本でした。 ミミズがいると その土地が豊かという認識はありましたが 耕してしまうと ミミズがいなくなってしまうということは 気がつきませんでした。 大学の先生が書かれているので どちらかと言うと 教科書のような感じなので 一般の人には 面白みは欠けて、あまり読む気が起きないかも知れません。 しかし、ミミズがいなくなった土地は 土壌が劣化してしまうので 収穫物を食べてる 私達人間に直接関わる内容です。 ミミズが土壌にどれだけ大切か 科学的に書かれていました。 耕す事をやめて この方法を実践したいと 思いました。 0 2024年03月06日