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  • 中国の大戦略 覇権奪取へのロング・ゲーム
    3.5
    1巻4,400円 (税込)
    〇冷戦の終結以降、中国はまず地域レベルでアメリカを追い落とすための大戦略(グランド・ストラテジー)を推し進め、今ではグローバルなレベルで展開している――。これが本書の主張だ。 〇中国の覇権戦略は習近平時代に突如、始まったものではない。天安門事件、湾岸戦争、ソ連崩壊という三大イベント後に、中国はアメリカの位置づけを準同盟国から最大の脅威へと変えた。トウ小平時代に構築された対米戦略構想は、阻止戦略から秩序構築戦略、そしてさらに拡張戦略へと次元を高めていき、いまやグローバルな舞台で展開されるようになった。 〇本書は中国共産党の戦略構想の歴史、アメリカを追い落とす戦略が軍事、政治、経済にわたって組み立てられ、実行に移されていったロング・ゲームの実態を明らかにし、さらに、世界規模での秩序構築を目指し覇権を奪取しようとする中国の意図を読み解く。 〇そして、中国との対決戦略論、中国とのグランド・バーゲン(大取引)論のいずれも、アメリカ国内の制約条件、中国側が抱く長期的な計略を軽視しているとして退け、アメリカは中国に対し物量で正面から対抗するよりも、相手の弱みを鋭く突く非対称的な競争戦略を進めるべきだと説く。 〇著者は、有力シンクタンクのブルッキングス研究所で中国戦略研究プロジェクトを立ち上げ、現在、バイデン政権の国家安全保障会議で中国・台湾を担当、アメリカの対中戦略の中枢を担う逸材。本書は圧倒的な密度と網羅性をもつ徹底した公開情報の調査をもとに執筆された。中国の大戦略を歴史的なプロセスをもとに説き明かす決定版。

ユーザーレビュー

  • 中国の大戦略 覇権奪取へのロング・ゲーム

    Posted by ブクログ

    450ページ以上の大著!電車で読むには分厚い、重い。
    しかも内容が細かい。
    ということで飛ばし読み。

    かろうじて理解したのは、、、
    中国は再び地球の覇権を持つことを常に意識してきた、
    それが鄧小平時代の、
    1989年の天安門事件、1991年の冷戦終了、続くアメリカのイラク戦争、
    これにより、アメリカは中国をつぶそうとしているし、その力がある!
    と認識、戦略を改めた、ということ。

    そして経済成長を重ね、確実に世界経済に占めるシェアを高め、世界への影響力を高め、
    ある面ではアメリカを超えている現実がある。
    ここにきて失速、いつ経済が崩壊するか、という懸念はあるものの、
    経済大国になったことは間

    0
    2025年01月31日
  • 中国の大戦略 覇権奪取へのロング・ゲーム

    Posted by ブクログ

    Chinaはやばい。
    考えてることがやばい。やってることがやばい。
    将来がやばい。

    そのヤバさは色んなところで語られている通りだが、この本は論文というか、色んな情報源を丹念に、分厚く、分厚く、分析している。
    ので。
    相当細かいことに興味があるのでなければ、かなりしんどい。

    読みにくいわけではないが、とにかく、読んでも読んでも終わらないので。

    0
    2024年07月29日

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