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  • 中国の城郭都市 ――殷周から明清まで
    3.0
    1巻1,210円 (税込)
    ときに長さ数十キロ・高さ十メートルを超える城壁で都市全体を囲んだ、中国の巨大な城郭都市。はやくは四千年以上前に作られ、一部戦乱期を経て継承・増改築された数々の城壁は地表・地中にその跡を遺し、現在も発掘調査が行われている。本書は、殷から清までのおもな城郭都市の構造を、史料と考古資料をもとに網羅的に紹介する類のない入門書。長安城、洛陽城、北京城など皇帝の住む都城から、地方行政の中心である州城・県城まで。城郭都市の発生、その構造の変遷から浮かび上がるのは、政治や戦争、人々の暮らしの変化だ。豊富な図版とともにあまたの城壁を渡り歩く、ダイナミックな中国都市史。

ユーザーレビュー

  • 中国の城郭都市 ――殷周から明清まで

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    ネタバレ

    商代都城は周5~7km、西周代は内城・外城構造で周12km。春秋期は内城外郭式だが戦国期になると内城が無くなり城郭一致式となり、国都クラスで周10数kmに及ぶ。
    六朝の国都であった建康城は、当初は竹垣程度の防壁で後に磚築に強化はされたがそれでも弱く、周囲に石頭城、西州城、東府城の城塞をおいて防衛の助けとした。
    魏晋南北朝や五代十国時代には、防衛のため長大な城壁が築かれたが、後に統一王朝期になると過大な城壁は縮小された。

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    2023年10月30日

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