「人生は選択の総和」である。この言葉がとても身に染みる。
自分の人生は、自分自身の選択の積み重ねによってできている。環境や変えられないものだけが人生を決めるわけではない。日々の行動のほとんどは、自分が選択しているものだ。選ばされているのではなく、自分が選んでいると考えるべきである。
本の中で出てきたリストラの話も印象的だった。社長として自分にできることを精一杯行い、お客様のためにできる限りのことをした。医者から「もう仕事を休むべきだ」と言われても、自分の信念を貫いてやるべきことをやった。そのような姿勢は、現代の若者にはなかなか感じられないものかもしれない。だからこそ、今の時代に必要な姿勢だと思う。
人は経験したことがなければ熱狂することができない。だからこそ、たくさん挑戦することが大切である。多くの人は「食わず嫌い」である。やったことがないから怖い、不安だと感じ、そこから逃げ続けてしまう。そうした若者が多いのではないだろうか。
だからこそ、逆境に立ち向かい、ピンチに向き合い、嫌なことにも挑戦し続けることが必要である。その経験が自分を強くする。
また、自分の目標やビジョンをしっかり持つことも重要である。それを手帳に書き、常に見続けることで、自分が何者であるのかを確認し続けることができる。目標やビジョンは、できるだけ解像度を高く持つ必要がある。どのような人になりたいのか、憧れの人物やモデルを持つことも大切だ。
その理想に向かって日々自分を磨き、高めていくことが必要である。どれだけつらいことに目を向けられるかも、人生を左右する要素だと思う。苦しいことがあるからこそ、自分の人生を幸福にできる。苦しみから逃げても何も生まれない。
逆境やピンチは当たり前に起こるものである。そこから立ち上がり、立ち向かい、勝利していくことで、自分の人生を勝ち取ることができる。
ただし、自分が一番だと驕り高ぶってはいけない。「自分は一番である」という気持ちは大切だが、同時に「まだまだ足りない」という謙虚さを持ち続けることが重要である。
トップ0.8%の人材を目指す。1%のさらに上の希少な存在になれるかどうか。その意識を持って生活することが必要だと思う。「人材」という言葉はあまり好きではないが、それほど高い意識を持つことは大切である。
続けることこそ正義である。そして「続ける」とは行動することである。インドアで勉強ばかりしていても意味はない。学んだことを使って自分の人生を変え、周りの人生にも影響を与える。その行動を続けることが重要だ。
「運と縁は行動し続けた者に宿る」という言葉があった。まさにその通りだと思う。自分には運がない、縁がないと言う人は何をしているのだろうか。SNSを見て、気の知れた仲間と愚痴を言うだけでは、運や縁が巡ってくるはずがない。
新しいこと、嫌なことに挑戦する。新しい人と出会う。そうした行動を続ける人にこそ、運と縁は宿るのである。
事実は変えられない。しかし解釈は変えられる。過去に起きた出来事や失敗という事実は変わらないが、それをどう捉えるかは自分次第である。失敗を「成長の過程」と捉えるのか、「自分はダメな人間だ」と捉えるのか。その違いによって人生は大きく変わる。人生を良くするのは、明らかに前者である。
そのためには、常に自責の意識を持つことが大切だ。自責とは、自分の責任として物事を捉えることである。この姿勢を持つことで、自分を変えようとする意識が生まれる。
現代ではあまり見られないが、「パワハラを受けに行くくらいの姿勢」も時には必要だと思う。つまり、自分にとって耳の痛いこと、不都合なことを言う人の言葉には、真実が含まれている場合が多い。その言葉を受け入れ、自分を正そうとする姿勢が重要である。
もちろん、本当に不必要で理不尽なパワハラは心に大きなダメージを与える。その場合は逃げてもよい。しかし、その状況の中でも結果を出し、誰も何も言えないほどの成果を出すことができれば、それは一つの勝利である。
そうした困難は、自分の精神を強くする筋トレのようなものだと考えることもできる。
また、勇気についても書かれていた。勇気とは恐れがないことではない。恐れがあっても行動できる度胸のことである。立ちすくんでしまうこともあるだろう。しかし、そのときに一歩踏み出せるかどうかが重要である。
自分自身にプレッシャーをかけ、もっと強くなろうとする。現状を破壊する。良い未来は、現状の破壊の先にしかない。
苦しみを受け入れることでしか幸福は得られない。
そして、どんな挑戦にも批判はつきものである。何かを始めようとすると、「やめておけ」「意味がない」「無駄だ」と言う人が必ず現れる。だが、その言葉が多ければ多いほど、むしろ嬉しいことである。
誰もが納得し、誰もが賛成することは、往々にして平凡である。少しでも変わりたい、自分の人生を良くしたいと思うなら、今までと違う行動を取り、今まで見たことのない世界を見に行く必要がある。
この本は勇気とやる気を与えてくれる一冊だった。
自分の行動を変えること。それは決して大それたことではない。基礎基本を徹底し、その積み重ねを続けることである。日常が世界を作る。
自分が負けていると思うことを、一つやめる。また一つやめる。その繰り返しこそが、自分を変えていくのだと思う。