本間綾香の作品一覧
「本間綾香」の「昨夜の記憶がありません」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「本間綾香」の「昨夜の記憶がありません」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
最後パリのホテルにコンシェルジュのジョンソンを探しに行ったのが感動的だった。
「7年前、同じ受付に立っていたときの気持ちを覚えている。どれだけ自分が打ちのめされていたか。ホテルを出て、タクシーに乗り込んで空港に向かい、海を渡って、ようやく家に着いた。答えはもち帰れなかったけれど、過去に向き合った充足感はあった。ときにはそれこそが、前に進むために必要なものだ。」
訳者あとがき
訳者も飲み会で記憶をなくしては引っ越しや転職が頭をよぎっていた。
自分の進むべき方向が見えなくなった人や、承認欲求に振り回されて本当の自分がどういう人間だったかわからなくなった人にも、きっとヒントをあたえてくれると思う。
Posted by ブクログ
この本を手に取ったのに、深い理由はない。私はアルコール依存症ではないし、お酒も日常的に飲まない。たまたまオススメに出てきたかわいい線画イラストが目に止まったから。
文章は自虐的で面白いけど、内容は私にはわからない感覚だな、と、100ページぐらいまでは他人事のように読んでた。酔った感覚はわかるけどブラックアウトなんてしたことないし、ホップの香りにクラクラしたことなんて無いから。だけど途中から、これは単にいちアルコール依存症の人のどうしようもない日々の回顧録ではなく、誰もが共感でき考えさせられる普遍的な話だということがわかってくる。人は皆何かに依存して生きている。その究極の形のひとつがサラの人生だ
Posted by ブクログ
分かりすぎた。だから痛かった。
お酒は別に良い。楽しむのも良い。二日酔いは自己責任。
でも、ブラックアウトは怖すぎる。その線が、どこにあるのかが次の日に分かる。覚えているからではない。覚えてないから怖いのだ。
私は幸い?にも人には迷惑を掛けたことはない。その分自分で首を絞めている事に、例えば起きた後の体調始め、レシートや部屋・キッチンの荒れ方等々で愕然とする。
きっと、言わないだけでそういう悩みを持ってる人は多いんだろう。言えないものね。
共感は勿論、それを文章にしてくれた事に対して、私だけじゃないんだと言うことに気づけるのも本の意義だ。
Posted by ブクログ
自分は今年の6月から断酒をしています。
こちらはXでアル中ワンダーランドの著者のまんきつさんがオススメしていたので購入しました。
年末年始の酒の誘惑を断ち切るため、断酒関連の本を読みたいと思っていたのでちょうどいいタイミング。
内容は著者のヘポラさんの断酒に至るまでの生涯について。
酒との出会い、酒と共に生きて本当の自分がどこにいるのかわからない事に気がつくまでの過程にはとても共感した。まるで自分のことを読んでいるようで、胸が苦しくなった。
特に、著者のヘポラさんは”酒を大量に飲めてしまう体質”という点が自分と重なった。
自分もかなり飲める方で、ガバガバと飲んでるうちにブラックアウトしてし
Posted by ブクログ
自分に必要かも?と思って読んでみたけど、ちょっと、いや、ずいぶん違ってた。まずお酒を飲む理由が違いすぎる…シンプルに味が好きで飲んでいて、自分を変えたり一歩踏み出すために飲んでいるのではないのだけど。多分。
でも、共感できる点もあって、アルコールが入っていると気軽に知らない人とも喋るし、その場での友達のようにもなれる。そして時々記憶を失ったりもする。ありがたいことに、後悔の回数は片手の指程度で済んでいるけど。多分。
アルコール依存云々は別としても、今のワタシの心に響いたのは以下の文。
「この世にはいろんなものになれる可能性のあるのに、ほかの人には絶対になれない。これは変えられない。ずっと自分