奥憲介の作品一覧 「奥憲介」の「「新しい時代」の文学論 夏目漱石、大江健三郎、そして3.11後へ」ほか、ユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 価格安い順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 「新しい時代」の文学論 夏目漱石、大江健三郎、そして3.11後へ 4.0 小説 / 国内文学 1巻1,650円 (税込) 気鋭の批評家が、「一個の生」をキーワードに私たちの生きる態度を問う、渾身の一冊! 「前近代と近代」「戦前と戦後」につづき、3.11の「その前」と「その後」という、第三の時代の"裂け目"を体験した私たち。社会の形が一変した後の「新しい時代」に、人はどう生きていくべきか、文学はいったい何ができるのか。近代化の中で、個であることの宿命的な孤独を自覚したのが夏目漱石であり、戦後日本の中で、数多くの作品を通して個のありようと格闘したのが大江健三郎であった、と著者は言う。個の分断を防ぐために――。漱石、大江をつないで3.11後の時代を文学から見通す。 はじめに 「新しい時代」から「新しい時代」へ 第1部 百年の淋しさ――漱石『こころ』からの呼びかけ 第2部 後れてきた者の遍歴――大江健三郎の戦後 第1章 戦後という「新しい時代」の発見 第2章 六〇年安保と主体回復への葛藤 第3章 戦後の総括の試み 第4章 損なわれた生の救済と再生 第3部「新しい時代」の文学に向けて――3.11の「その後」をどう生きるか 第1章 3.11が生んだ「その後」 第2章 更新していく生と手渡される生 おわりに たったひとつの個の一回限りの生 試し読み フォロー 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 奥憲介の詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> 「新しい時代」の文学論 夏目漱石、大江健三郎、そして3.11後へ 小説 / 国内文学 4.0 (1) カート 試し読み Posted by ブクログ 文学論というのも種々雑多なように思うが、自分の読書経験値からすると、夏目漱石の「こころ」の読解や、大江健三郎の作品ガイドやその人となりに触れる読み物として、堅苦しすぎず満足感に浸った。 著者略歴を後から眺めて「開高健」の文字を発見し、該当評論の掲載されているすばるのバックナンバーをいずれ手にしたいと思う。 0 2024年02月25日