ラモン・デル・バリェ=インクランの作品一覧

「ラモン・デル・バリェ=インクラン」の「暗い庭」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 暗い庭
    3.0
    1巻2,956円 (税込)
    爛熟の世紀末文学 マリオ・プラーツが『肉体と死と悪魔』において言及した数少ないスペイン作家バリェ=インクラン。W・B・イェイツやガルシア=ロルカを想起させる作品など、この世ならぬ場所へと誘う、17の短篇小説。頽廃の園へ。 神秘主義的なキリスト教と土俗的な民間信仰、背徳的な罪咎の宴―― 高貴な輝きと隠遁の雰囲気を湛えた昏い廃園は、夢うつつに微睡みながら訪れる客人を待ちわびる。 「放しません。貴女は僕のもの、貴女の魂は僕のものです……肉体は欲しません、いずれ死がそれを奪いに来るでしょうから。」 ――「我が姉アントニア」より 装丁:岡本洋平(岡本デザイン室)

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ユーザーレビュー

  • 暗い庭

    Posted by ブクログ

    カルリスタ戦争を背景に殺伐とした苛烈な物語が続く短編集。暴力的な男達と怯える女達が描かれているのが紋切り型でその点はあまり頂けない。個人的に気に入っているのは宝飾品の出てくる物語、三賢王の礼拝と夢のコメディアの二篇。

    0
    2024年06月12日

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