夢野寧子の作品一覧

「夢野寧子」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • ジューンドロップ
    最後まで読んだあと、「全てを知った上でもう一度読み返した方がいい。つま先から毛先までどっぷりと浸かりたい」と思った。これは2回目を読んでの感想です。

    冒頭の「やっぱり6月は嫌な月です。」から始まる嫌な理由の中で、「あなた」の部屋からくすねた万年筆もウォークマンも偏頭痛の前兆も全て入っていて、この時...続きを読む
  • ジューンドロップ
    何というか、しんどい小説だった。
    高校生のしずくの母親は不妊治療中。ときどき不安定になる母に気を使う父親。しずくも偏頭痛を抱え、発作の前にちかちかした光が見える。縛られ地蔵の前で出会ったメイは苦悩を抱え、しずく自身にも家族の秘密がある。

    もう、読んでいて「?」がいっぱい出てきて、それは結局はラスト...続きを読む
  • ジューンドロップ
    伏線がすごく多い気がするけど少し難しいので2回読んでわかる物語かなと思った。

    不妊治療や妹の死、親の自殺や再婚に偏頭痛と詰め込みすぎてる感じはあった。

    しずくとタマキがだんだんと分かり合っていくところは良かったと思う。
  • ジューンドロップ
    植物の生理落果と人の命。ところどころ出てくる「あなた」が誰だかわからず途中モヤモヤしたが、終盤でスッキリ。しずくが小さなうちに自ら命を絶った父、不妊治療に悩む母、妹弟が出来たら自分に親からの愛情がなくなってしまうのではと不安なしずく、事故で妹を亡くして後悔するメイ、みんな人の生死に思いをもつ人たち。...続きを読む
  • ジューンドロップ
    語り口調で淡々としているけど読みやすくてサラッと読めました。
    不妊治療失敗の母を抱えるしずく、事故によって妹を失ったタマキ。それぞれ多感な時期の女の子たちが描写されていて深い。
    難しい時期の女の子2人が分かり合うところも素敵だなと。こうやって特別な友人を作れるのは学生時代ならではかな。大人になると意...続きを読む

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