NHK取材班 杉本宙矢・木村隆太の作品一覧
「NHK取材班 杉本宙矢・木村隆太」の「日本一長く服役した男」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
Posted by ブクログ
無期懲役や仮釈放の実態が知れた。有期受刑者は出所のモチベーションが保てても、無期は保てないし精神に異常をきたすこともあるというのは知らなかった。61年という期間服役して、いきなり娑婆に出ることの躊躇い(仕事が無い、甘いものを自由に食べられる)が伝わってきた。出所者を受け入れる施設の社長(と施設長)が本当に良い人。社会を支えるってこういう形もあるんだと知れた。また終身刑が導入されない理由も勉強になった。確かに被害者が仮釈放無しの実質終身刑を望む気持ちもわかるし、一方で刑務官などは受刑者のモチベーションや更生のために終身刑は望まない(刑務官も対応が難しい)気持ちも理解できた。あくまで刑務所は更生させるための施設なので、娑婆に一生出れないとなると更生の意味…ってなるよな。受刑者の高齢化も進んできているのも実情。法律のあり方について知り、考えるきっかけになった。Aさんは娑婆にあまり適応できてなさそうだったし、認知症もあるのか罪への反省みたいなのも見られなかったのが、なんだかなあとなった。反省は誰かに言われてするものじゃなくて自分で気づくものって誰かが言ってたけど、そうするにはどうしたら良いのだろう。これも刑務所での向き合い方次第なんだろうな。じゃあそうしてもらうにはどうしたら良いのか。わからない。難しい問題